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2018年01月16日16:52

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春風亭一之輔 冬の毒炎会2018

「春風亭一之輔 冬の毒炎会2018」
国立劇場小劇場

行ってきましたー!

TBSチャンネルの無料観覧に応募し当選しました。
あらかじめ行く人を登録し当日も本人書類確認があります。
受付番号順に手続きして、順に座席指定券をもらう仕組み。
18時40分くらいに到着し、13列目上手の見やすい席。

19時開演

三遊亭歌太郎「がまの油」
明るい落ち着いた黄色っぽい着物
「大勢のお客様がいらっしゃる中、まばらな拍手ありがとうございます」
とぼけた口調にぴったりの言葉が続き、楽しい。
マクラで実演販売をやってたとことか入れての
「がまの油」
すばらしい入り!
がまの油売りの口上はゆっくりめでした。
「一之輔師匠に教えていただいたのですが、
 この噺はここで拍手がこなかったら終わりだよ、と言われています」とのこと。
ははは。
ダイジェスト版みたいで楽しかった。

春風亭一之輔「加賀の千代」
てらてらと出てきました。
座ってから以前見た時より揺れが少ない。
だらっとしゃべる。自分でも笑ったりしながら。
浅草演芸ホールはスーパーのロールのビニール袋のかさかさ音がずっとしている
クリスマスとお正月の話や、女性はつよい、からの
「加賀の千代」
じんべえさん
できる嫁に「一生ついていきます。愛してるよ」
わはは。
じんべえさんのことを異常にすきな隠居がおもしろい。
「かわいい〜。写真撮りたい」
わはは。
隠居さんのじんべえさんフェチぶりがひどい。狂ってる。
あー、おもしろかった。
19時55分

仲入り15分

立花家橘之助 浮世節
女性です。
昨年に橘之助を襲名された元三遊亭小円歌さん。
気っ風のいい、おもろいあねさん。
語尾が上がるのはクセなのか、なんだかおもしろい。
三味線をつかった漫談から、
「たぬき」という長めの三味線とうた。浮世節というらしい。
太鼓は歌太郎さん。
最後は踊ってくれて、年始の晴れやかさ。
浅草にお住まいと言ってましたが、
浅草の町のような、
猥雑さと活気と江戸と昔ながらの芸人の様が滲んでて楽しかった。

春風亭一之輔「鼠穴」
黒紋付きの羽織。
江戸っ子とは3代続いてやっと承認、めんどくさいっすねー、
うちの師匠は江戸っ子なんですけど、といったマクラからあっさり噺へ。
約40分。
お金を借りて帰る時の竹がめっちゃわるい感じ。
で、お金を返しにきた竹に謝る兄が泣ける。
数カ所笑いどころもありつつ、じっくりしんと聞かせてくれました。
最後に、起きた竹の話を聞く兄の様子がおもろかった。

終了21時15分

男性の方が少し多かったような。
年代は30代が多めに見えました。
落語に慣れている人と慣れていない人が入り交じる感じ。

国立劇場小劇場、はじめて来たけど、いいですねー。
5列目あたりからゆるい傾斜があって、
飲食禁止なのでドリンクホルダーなぞはないけど、
そこそこ座りやすい席。
うしろでも表情の認識もぎりぎり可能。
ロビーは広々、トイレもきれい、
売店もあり、風情もある。
駅からも近いし、いいな。
喫煙所は遠いし外に出なきゃだけど、狭いながらもちゃんとあるし、
喫煙所横に自動販売機もトイレもある。
設備が整った会場ってのはいいもんですね。

そんでもって、一之輔。
初めて生で聞いた噺でうれしい。
「加賀の千代」は一之輔っぽさが出てておもしろい。
悪ふざけは押さえ気味なんだろうけど、出ちゃってるし。

「鼠穴」はまだまだこれからーって感じだろうけど、
無料で来てる客に対して大ネタかける勇気がすごい。
テレビ放映があるからかもですが。
一之輔くらいになると勇気とか必要ないのかな。
じっくり聞かせる噺で客の気がそれてもどうにかできるくらいの気量があるのかな。
自信とか。
小痴楽さん見てると
大ネタかけるの怖いんだろうな、と思うことがよくあるので、
なんというか、心意気とか、
噺家としての精神力に、すごいなあ、と思ってしまいました。

で、敬称ですが、
真打の方々は呼び捨て、
二つ目はさん付けになっちゃいます。すみません。
真打はもう登録商標、商品名みたいなもんなんで。

歌太郎さん、橘之助さんもおもしろくて、
贅沢な演芸初めでした。


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