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2018年01月07日23:58

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近鉄離れ

養老鉄道が6日、公有民営化の新体制発足を記念して出発式を開催したそうです。

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元々養老鉄道は近鉄養老線として近鉄の一支線になっていたのを、近鉄が不採算路線として廃止を提案し、沿線自治体が存続を希望したために近鉄本体から分離して発足した会社です。
しかし線路や車両などのインフラは近鉄が引き続き保有した上で運営主体を第三セクターにしたために運営手法として半端だった点は否めず、また経営面ではなお赤字が億単位で生じていたので、近鉄の関与を減らし、その分沿線自治体の関与を増やした結果として今回の新体制に至ったと言えます。

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養老鉄道にしろ伊賀鉄道にしろ、近鉄は切り捨てたはずの支線にも結構面倒を見ていてある意味では温情深いのですが、そもそも自社では抱えきれなくなった路線なのですから関わり続けるほどに沿線自治体に遺恨を残す形になるのも確かで、この出発式は2007年の養老鉄道発足から10年目にしてようやく近鉄の庇護を卒業出来た節目とも言えるのかもしれません。

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大垣は「ながら」の終点なので、ここは東京からは比較的訪れやすい路線と言えます。いずれまた機会を作り乗りに行きたいですね。

大垣駅で養老線の新たな出発式
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4933557

(以下引用)

 養老鉄道は6日、公有民営方式による運行継続を記念し「養老線の新たな出発式」を岐阜県の大垣駅で開いた。関係者約60人が出席、テープカットやくす玉割りで新たな門出を祝った。

 沿線7市町が出資する新法人「養老線管理機構」が線路などの施設を保有し、近鉄の100%子会社「養老鉄道」が運行する方式に1日、移行した。新たな事業形態で、慢性的な赤字運営による路線廃止の危機を脱した。

 出発式で、養老線地域公共交通再生協議会長の小川敏・大垣市長は「ゴールではなく新たなスタート。これを機に地域に愛され、育まれるようにしていきたい」と述べた。

 養老鉄道養老線は揖斐川町と三重県桑名市を結ぶ延長57.5キロの路線。昨年12月に国土交通省から認定された同機構の事業計画には、駅名のネーミングライツ(命名権)や枕木オーナー制度の導入、訪日外国人観光客の誘致などが盛り込まれている。【渡辺隆文】

毎日新聞
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