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2018年01月22日21:35

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デートと逃げ恥

逃げ恥とデートを比べて検証すると結婚が契約だとしてもぜんぜん異なることがわかる。

薮下依子は深層心理はおいておいて、結婚などしたくはないけれど、父親が泣いて頼むから仕方なく婚活をしている。

森山みくりは働きたくて働き先が無く、偽装結婚という形で実質上の家政婦になった。

薮下依子は契約したいのにどうしてもできない。特別スペシャルドラマの最後で谷口巧は結婚は無理だなと言う。結局結婚できない。森山みくりは余裕で契約を結んだ。深みが違う。

森山みくりはそもそも偽装結婚などせずに家政婦として雇ってもらえばよかったし、津崎平匡も偽装結婚などせず家政婦として雇えばいい。
偽装結婚をするという突拍子もない設定で視聴者の耳目を引こうという奇をてらった無理のある製作者の作戦が見え隠れする。

デートの薮下依子の場合はキャラクターが突拍子もなく、奇をてらっているかもしれないが、そんな個性での必然性や苦しみがしっかり描かれている。どうしてそういう性格になったのか、そういう性格で幼少期はどうしていたのかというところまで作り込まれている。逃げ恥にはそれがない。

逃げ恥は、主人公が家政婦になって雇い主と恋に落ちる物語で十分だ。偽装結婚という設定が余計。

働くことにも全員が意欲的で働くことの苦痛には触れず、生活費以外に19万円以上の家政婦代を払える津崎平匡を始め、登場人物がほぼハイソサエティ。働いた分に見合える以上の給料を手にしているんだろう。

共感できる部分よりルサンチマンを覚える部分の方が多い。

逃げるは恥だが役に立つがヒットした理由は、単純に新垣結衣が可愛い。これに尽きるだろう。

最後に大学時代に後輩女に言われた言葉を紹介すると、俺が「でもCLAMPって根本的に面白くないやん?」と言った時「え?でも絵はすごい綺麗ですよ??」というものがある。
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