絵画モデル#5

♯５
　４回目のモデルの日がやってきました。
　画家さんは小道具を二つ用意してきたとのこと。まず一つ目はロープでした。これで僕を縛りたいとのこと。なんとなくそんな予感はしていました。
　今回も画家さんの前で自然に服を脱ぎます。そして画家さんがロープで全裸の僕を縛ります。オールヌードのぼくの近くに画家さんが近づきます。こんなに近づかれたのは初めてかも。もう思考停止状態ですね。そしてロープをかけていく。きちんとした縛り方を知っているわけではなく自己流で縛っていきます。腕は身動きができない状態になりました。この状態ではポーズを取れるわけではないので，その状態でベッドに横たわります。
　初めて縛られたわけですが，不思議な気持ちになりました。体は拘束されているのに，すごく開放的な気持ちだったんです。この状態で約１時間。

　二枚目は縛り方を変えます。右手と右足を縛り，左手と左足を縛ります。つまり，Ｍ字に開脚するポーズに自然となってしまうのです。これは今までで一番過激なポーズではないでしょうか。ここで二つ目の小道具が登場です。画家さんは真っ赤なハイヒールを取り出しました。これを股間に置きます。股間を踏まれているところをイメージしたかったようです。ハイヒールのつま先が股間に当たります。これにはもう勃起せざるを得ませんね。真正面からの構図でハイヒールに踏まれそそり立った絵となりました。１時間この状態を保てたのか記憶にありませんが，完成した絵を見ると見事にそそり立っています。何とも言えない気分になりました。そもそもこんな姿を人前にさらしたのも初めてのことです。今までに味わったことのない気分でしたね。

　もうここまで来たら，以前画家さんに提案していたポーズをすることにしました。以前画家さんは，男女の性行為をしているところを描いたことがあると言っていました。また描きたいと言っていたのですが，今回は女性モデルさんが見つからなかったので，ならば一人でしているところを描いてもらいたいと思っていたのです。
　でもいざとなると緊張しますね。