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2017年10月27日23:54

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゚Д゚) < 憤怒 (Tevar)

小学生暴力増 感情抑えられず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4831897

 個人的に、小学3〜4年生が暗黒時代としてほとんど記憶に残ってないワタスなんですが、グラフを見ると中学生の荒れ方は突出してますなあ…。まあ、第2次反抗期ごろは色々あるからねえ…。
 子供の頃ってのは、そらあもうプライドだけはでかいのに身体と精神がそれについて行ってないから、色々不安定になっちゃうもんね。ある程度発散しつつ、自分の限界が見えてくれば、より良く精神が安定方向に向かうんだろうけど、まあ現代社会はそういう時に人に揉まれる機会が少ないのかねえ…。まあ、ワタスもその頃を振り返ってみれば、周りにトゲトゲしく当たって一人でずっと絵を描いてたか、家でボーッと漫画読んでたかだったなあ…。

 ま、なにかコレっていう熱中するもんがあると、わりと発散されて安定して来た感じでしたわ。ワタスの場合は絵を描くことと、部活のマネージャー仕事振られてそっちに必死になってたことでなんとなーくイライラは無くなって来た感じ。芸術とスポーツは偉大ですわ。ホント。

 そんなこんなで、そんなスポーツアクションに熱中するインド映画を今日も見るのだゼ! 精神の安定のためなんだゼ!! ケンカはするな、腹が減るぞ( by 水木しげる)なんだゼ!!!



憤怒 (Tevar) 2015年 159分
主演 アルジュン・カプール & ソーナークシー・シンハー
監督/脚色 アミット・シャルマー
"さすがに息子が心配か? あ?"
"ああ、心配だ…あんたの方がな"

https://www.youtube.com/watch?v=LvMpWn2CNzs

 ウッタル・プラデーシュ州のマトゥラーとアーグラのカバディ代表戦の日。
 圧倒的なパワーでアーグラ代表を勝利に導いた青年ピントゥ(本名ガンシャム・シュクラー)は、チーム仲間と祝杯をあげていた。彼は、類い稀な腕力で弱きを助ける街のヒーロー。しかし、毎日カバディにのめり込む彼にいい顔をしない警察官の父親とは、衝突を繰り返すばかり。

 一方、マトゥラーを本拠にする州首相マヘンドラ・シンの弟ガジェンダル・シンは、兄の周辺の汚れ仕事を一手に取り仕切る凶悪なギャングボス。彼の手にかかって闇に葬られた人物は数知れず。
 カバディ試合の表敬を終えた兄に「私のスキャンダルを追う記者を葬れ」と命じられたガジェンダルは、その記者を追う途中、一目惚れした美女ラーディカー・ミシュラーが件の記者の妹と知って驚愕。なんとか彼女をモノにしつつ記者を黙らせようとするも、ミシュラー家はギャングたちに反発するばかり。ついに、ギャングたちは白昼堂々彼女の兄を殺して「娘を差し出さないと、他の家族の命はない」と脅してくる!!
 家族の指示で逃げ出そうとするラーディカーにガジェンダルが迫るその時、カバディ戦をひかえてマトゥラーにやって来ていたピントゥがその現場を目撃して…!!


挿入歌 Superman (オレはスーパーマン [サルマーンのファンさ])

https://www.youtube.com/watch?v=pIBgqZBGJHk

挿入歌 Radha Nachegi ([音楽が盛大に鳴り出せば] ラーダーこそが踊り出す)

https://www.youtube.com/watch?v=K9UUbq0SZcw
*ヒロイン演じるソーナークシー初登場シーンを飾る盛大なパーティーソング!!!
 53秒あたりからの転調からの壮大さがトンデモね!


わーい(嬉しい顔) 2003年のテルグ語(南インド アーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナー州の公用語)映画「Okkadu(ザ・ワン)」の、ヒンディー語(インドの連邦公用語。主に北インド圏の言語)リメイク作。
 日本では、2017年にインド映画同好会にて上映。

 元のテルグ語映画は、04年にタミル語(南インド タミル・ナードゥ州の公用語)リメイク「百発百中(Ghilli)」、06年にカンナダ語(南インド カルナータカ州の公用語)リメイク「Ajay(アジャイ)」、08年にはベンガル語(北東インド 西ベンガル州とトリプラ州の公用語)リメイク「Jor(力)」としても公開されているほどの人気作。

 クリシュナ神話のお膝元であるマトゥラーを主な舞台として、タージ・マハルのある近郊の都市アーグラと対比させるように2つの都市を行き来するアクション・マサーラームービー。
 まーーーーなにはなくとも悪役ガジェンダル演じるマノージュ・バージパーイーの怪演ぶりよ。元映画(をリメイクしたタミル映画を見てたけど)の同じ役にあたるプラカーシュ・ラージの存在感とは方向性が微妙に違いながら、あんたホントに「アリーガルの夜明け(Aligarh)」の老教授を演じた人と同一人物ですか、って迫力と幼児的狂気性が全てを抑えて映画の前面に出て来ておりました。まさに怪物的な役者根性!

 物語の大枠は元映画に対応しているものの、小ネタ含め話の段取りとか恋愛劇なんかは大きく変更され、ラストの決着の付け方も「え!」ってなる展開で野心的。ま、その分主人公のカバディ狂的要素が映画後半には影を潜めて付け足しみたいな感じにはなってしまって、恋愛劇もシナリオの無計画さが見えてしまうようではあるのが惜しい。
 裏テーマとして、マトゥラーとアーグラと言うヒンドゥー的都市とイスラム的都市のありかた、ヒンドゥーのクリシュナ神話やイスラムの悲恋劇ライラー&マジュヌーなんかも小ネタ的対応として入ってる?...感じで映画に厚みを加えようとしてる感じもニクい。効果的かどうかはまあ...ね。

 監督を務めたアミット(・ラヴィンデルナート)・シャルマーは、本作が長編映画監督デビューのようで、これ以前の04年に短編ドキュメンタリー「Tedhi Lakeer」を監督しているとか。

 プロデューサーには、主演アルジュンの父親であるボニー・カプール、叔父にあたるサンジャイ・カプールも参加し、「ダバング(Dabangg)」でデビューした女優ソーナークシーをヒロインに立てたサウス系アクションに仕立ててるあたり、カプール家がサルマンのような大スターとしてアルジュンを押し上げようとしているようにも見えなくもなかったり? 決して悪い作りではないし楽しい映画なんだけど、もう一歩印象に残んない感じなのは、そう言った計算高さが先に見えてくる所かねえ。

 劇中、インドを代表する建築物であるタージ・マハルを背景に「インド人こそがタージを見ようとしない」と皮肉る台詞が出てくるのを見て「ああ日本人だけど桂離宮行ったことない、みたいなのってやっぱ他の国にもあるんだなあ」とか思ったけど、タージってインド人だと入場料安く済むんじゃなかったっけか。そこは桂離宮とは決定的に違う所だなあ...とかとか余計なことが頭に浮かぶ。うん。


挿入歌 Lat's Celebrate (さあ、パーティーだ)

https://www.youtube.com/watch?v=IsAVGCIQ0Q8

挿入歌 Madamiyan ([敬意をもって、貴方のものとなりましょうぞ] 我がマダム)

https://www.youtube.com/watch?v=gdmMCmbvWB4
*ゲスト出演は、ヒンディーの他テルグ語映画・タミル語映画で活躍する歌手兼女優のシュリティ・ハーサン(シュルティは、本作ではさらに挿入歌"Joganiyan"の歌も担当している)。

プロモ映像 Tevariffic (Mashup)

https://www.youtube.com/watch?v=_sNn1M3aQL4


受賞歴
2016 Golden Kela Awards 最悪主演男優賞(アルジュン)



・本作と同じ映画をリメイクした、タミル語映画「百発百中 (Ghilli)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1956282983&owner_id=3570727

・本作出演のマノージュ・バージパーイーが出演する、IFFJ上映作「アリーガルの夜明け (Aligarh)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958869188&owner_id=3570727

・本作ヒロインを演じるソーナークシーの女優デビュー作「ダバング 大胆不敵 (Dabangg)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1840908245&owner_id=3570727




・Tevar を一言で斬る!
「なんで、劇中の集合住宅は外から鍵(つっかえ棒)がしまる仕様なんだろう…?(内側も同じものがあるのかもだけど)」
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