2017.10.1 於:すみだトリフォニーホール
(前半)
ショスタコーヴィチ
「祝典序曲」 イ長調 作品96
ブラームス
交響曲第3番 ヘ長調 作品90
(後半)
マーラー
交響曲第1番 ニ長調「巨人」
(アンコール)
J.S.バッハ
管弦楽組曲第3番「G線上のアリア」
指揮:汐澤 安彦
コンマス:小西達也
日曜日の午後、子供をTEAPの試験会場に送った後、楽しみにしていた上智OBオケの演奏会に行ってきました。
昨日の感動を忘れないうちに書き止めて・・と思いつつ、あの感覚を伝える適切な言葉が見付かりませんが、次回の週末には消えてしまいそうなので整わない文章ですが取り急ぎ。
大学のOBオケの演奏会、と言ってしまえばそれだけなのですが、昨日は何というか、本当の「音楽」を聴かせていただいた、と言えるような精神的にも肉体的にも濃密な体験だったのです。
ステージの緊張と集中、疲労、奏でる楽しさ、必至さ、そして一貫して流れる汐澤先生の強靭で献身的な解釈。 全てが一体となって爆音の迫力とともに客席に伝わってきました。(特にブラ3の終楽章の叙情性、マーラーの予定調和のプロオケとは違う驚きや発見の連続。何度も鳥肌が立ちました)
全体的に難しい曲だったようで、個人の技量的に苦しい感じもありましたが、そんな事は気にならない、別次元の感動なのです。
全体的な演奏レベルもまずまずで、特に1stは上手かったです。管も危なげなく、ホルンも大活躍。
ヴァイオリンのトップの方、結構なお年に見えたのですが、凄いエネルギーです(そのまま倒れそう・・)チェロのトップの方は弾きながら目が逝ってしまう感じが面白かったです。
圧倒する音の先の感動は十分観客に伝わっていました。欲を言えば、ブラボー野郎がいない、マーラーの爆発的な終楽章が終わった後、全員で静まり返り感動が染み込む0.1秒の余韻を楽しみたかったです。。
何か良い拾い物をしたような、素敵な演奏会でした。 乱文失礼。
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