現在、総譜(オーケストラ・フル・スコアー)として購入できるものは、オイレンブルグの第3巻全曲と第2巻の四重奏しかありません。
英国オイレンブルグ版の第879号と日本楽譜出版社の第203号の2冊です。
この程、銀座ヤマハ店の楽譜売り場から電話を受け、注文した全曲のスコアーが納品されたとのことで、購入に行きましたよ。
綺麗な厚手のブックケースからスコアーを取り出してみると、スコアーの形になっておらず、演奏者用の単体でしたね。
所謂、パート譜です。
各楽器ごとに区別されており、第1巻、第2巻、第3巻と纏められていましたね。
益してや、テレマンの自筆譜(オートグラフ、ファクシミリー)の形態で、バッハと同様に、一♪一♪綺麗に丁寧に描かれていました。
テレマンの自筆譜をみるのは初めの出来事でした。
さあ、困ったことに、フル・スコアーでないため、上記の第3巻のオイレンブルグ版を見本に、第1巻と第2巻は自分自身で、パート譜からスコアー譜へ、写し書きをしなければならなくなったのです。
これも大変な作業となりますが、これから、楽しんで、作曲する気分で、描き纏めようと想っています。
当時の作曲家達は、印刷機がなかったため、奥様やお弟子さん達が書き写した時代ですよね。
私もお弟子さんになった気分で、チャレンジしてみますよ。
パート譜からスコアー譜への作業は初めての体験となります。
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