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2017年06月19日14:45

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新宿居酒屋ぶらり旅 「カナル」

新宿5丁目は花園神社近く、明治通りから脇道へ入った直ぐの雑居ビル地下1階で1995年から営業しているフランス家庭料理店。

階段を下りて入り口扉を抜けるとテーブル席が並んでおり、正面奥に厨房対面式カウンター席がある。

提供するフランス田舎風家庭料理にマッチした心和む壁紙や装飾品により、フランス人の友人宅へ食事に招かれたような感覚に陥ってしまうほっとした顔

料理は大きくオードブル・魚料理と肉料理・チーズorデザートのカテゴリーに分かれており、今回は各種の中から一品ずつ選び組み合わせるディナーコースとしてみた手(パー)

飲み物は、料理との組み合わせから薦められた白ワイン。それにアラカルト基本セットとなる「オリーブの自家製マリネ(バケット付)」(カメラフォト参)から今宵も始まる手(チョキ)

爽やかな香りにスッキリした味の白ワインは、ほのかな酸味と甘味が口の残る飲みやすい一杯わーい(嬉しい顔)

一方「オリーブの自家製マリネ」はニンニク風味が効いており、さながらオリーブのアヒージョと言ったところ。付属のバケットが進むあせあせ(飛び散る汗)

先ずは「自家製のキッシュロレーヌ」や「エスカルゴのオーブン焼きオードブル」など目を引く数あるオードブルから、店のオススメの「鴨のテリーヌ」(写真左)

透明なガラス皿に彩られた数種の野菜の中央に鎮座する「鴨のテリーヌ」は、旨味を凝縮した鴨肉すら越えた鴨肉料理。

しっかり成形されたテリーヌ単体でも美味しいが、グリーンペッパーの辛味と人参ジャムの甘さが加わることで二重三重にも旨味が増していくグッド(上向き矢印)

また適度な脂もあるからオードブルを通し超し、メインと言っても差し支え無いほど食べ応えのある一皿に仕上がっているあっかんべー

鴨肉は食べ慣れなれていないこともあるが、個人的な感想としては幼少の頃から身近にある食材の鯉を思い起こさせる味だった。

続くメイン料理は、これまた店看板料理の一つ「鴨のコンフィ」(写真中央)鴨肉料理が続くものの、どうせなら鴨づくしも一興と思い、敢えて薦められるまま選んでみた。

骨付きなれど身離れが良く、口に入れるとホロリと柔らかい。

鴨肉そのものの味より先に甘味が感じられ、最後に適度な塩気が口に残る。風味豊かなローズマリーのカリカリした食感も味のアクセントとなっている。

見た目こそ高級レストランで出てくる料理に思えるが、どこか郷愁を誘う懐かしい思い出の味だった。フランスは行ったこと無いけどねウッシッシ

付属のラタトゥイユもトマトの甘さと程よい塩味がバランス良く、単体の一品料理で出しても十分に通用する美味しさだった。

最後となるデザートは「クレムブリュレ」と人気を二分する「タルトタタン〜カナルスペシャル〜」(写真右)エスプレッソは追加注文。

リンゴ2個分を使って造る「タルトタタン」は、キャラメリゼの適度な苦味にリンゴの甘酸っぱさ、それとオレンジピールの柑橘類らしいほろ苦さが織りなす三重奏ムードるんるん

ベリーソースとの組み合わせも絶妙で、特に甘さ控えめなアイスの冷たさが、さながら真夏に吹く涼しげな風のような清涼感を「タルトタタン」に与えており、コースで食べた料理の後でも全く重たさを感じさせない役割を担っている指でOK

繁華街から外れた場所なれど20年も店を続けられたのは、一見すると余所行き料理と思えるところ、食べるとホッとする万国共通の家庭料理の良さが根っこにあるからかもしれないうれしい顔

隠れ家的な場所なのでデートで使えば株が上がること間違いなし。割と人気店なので、その際には予約は絶対手(グー)
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