スタンプラリーとかポイントカードとか

あらかじめ指定された地点やお店などを複数巡る、スタンプ・ラリーが好きだ。
オリエンテーリングという野山を巡る競技がある。
学生時代はこれに打ち込んでいた。
また、最近、女子の間で御朱印帳を持って神社仏閣をまわるのが流行している
というが、これも一種のスタンプラリー。
ネット情報を信じるならば、スタンプラリーの起源は、四国八十八箇所巡り
(遍路)にあるらしい。

一方、ポンタ、ワオン、Ｔポイントなどをはじめとして、世の中はポイント
カードブーム。　私、実はポイントカードも好きである。
前出のようなメジャー系だけでなくて、各店舗毎に独自のカードが発行されて、
ハンコを１０個集めると次回お買い物時に５００円引きだったり、ビール１杯
が無料だったりもする。
勢い、身の回りはカードにあふれ、あっという間に財布はカードでパンパンだ。

スタンプラリーは、イベントがあるとついつい、やりたくなる。全部のポイント
を回りきって、パーフェクト・ポイントにしたい。
ポイントカードも、集めたくなる。
ハンコをいっぱいにして、満額で商品交換がしたい。
それぞれ、私の人間心理をうまく突いているよなーと思う。

しかし最近、疲れてしまった。

スタンプラリーで全ポイントを集めても、”見返り”はとても小さい。
これまでは見返りでなくて達成感で気持ちを補ってきたけれど、それにしても
見返りが小さすぎる。労多くして・・・である。
観光地のスタンプラリーでは、ついつい場所を数多く回ろうとしてしまい、
せっかくのひとつひとつの観光スポットをゆっくり観なかったりする。
　
ポイントカードは、種類が増えすぎて持ちきれない。提示を忘れたりする。
あともう少しで達成というところで、１年経過でそれまでのポイントが全て
失効したりもする。
せっかく達成した頃に、その店が閉店してしまったりもする。
そしてまた、ポイントカードも”見返り”はとても少ない。
ずいぶんお金を注ぎ込んだつもりでも、還元率が小さいものが多い。

そう、疲れてしまった。

何かに縛られるって、得策じゃないなー。
無理にスポットを多く回らなくても、一箇所をじっくり楽しむというやり方
もあるのではないか。
特定の店で５００円分のポイントを集めるよりも、好きな店で好きなものを
個々に買方が幸せではないだろうか。例え少し割高であっても。


ちなみに、クーポン券っていうのもホントは大好きである。
ぐるなびとか、ＪＡＦの施設割引とか。

でもこれも、実は面倒だ。
たった１００円値引いてくれるかどうか、事前にハンドブックをわざわざ確認
したりして？　たまたま使えないと少々がっかりしたりして？
ならば初めから、そんなことを気にしないで、規定料金を払う方が精神的に良い
のかも知れないなぁと思い始めた。

　
「デートの時に割り引きクーポンを使う男を見ると幻滅する」という女性の
書き込みを見たことがある。
私は”使う派”なので、この意見にはちょっと反感を覚えたけれど、お金云々の
価値観の話ではなくて、手数的な意味で面倒だなーと思う。　
　　　　
貧乏性から、抜け出したい。