人は物事を自分の見たいようにしか見ない。〜安倍信者を騙すのは簡単だ〜

面白い実験がある。
バスケットボールの試合。「パスの回数を数えてください。」と映像を観せる。
観終わると「パスの回数はどうでもいいです。この試合映像には、あり得ないものが映っています。気づきましたか？」と質問すると殆どの被験者は気づいていない。
実はバスケットコートの中にゴリラが動き回り「俺を見ろ！」とアピールしていたのだ。
その異常事態に気づかない。

山菜採りにいくと山菜名人は、緑の世界から、あれもこれも山菜を見つけだす。
素人にはいくら教えても、なかなか目の前の山菜に気づかない。
不思議なものだ。

安倍信者も同じ。
民進党が嫌い。蓮舫が嫌い。朝日新聞が嫌い。。。
まあ、それはそれでいい。大いに嫌えばいい。
しかし、それらが嫌いだから安倍を無条件に信じる。　または、逆に安倍が好きだから、それらを無条件に叩く。
この論理破綻。
全く持って、人は自分が見たいようにしか物事を見ない。いや、見たいようにしか見えないのだ。

自民vs民進の低レベルな争いを、あっち勝てこっち勝てと喚く低レベルな民衆になってはいけないのだ。

民進も蓮舫も悪いところは悪い。
でも同じように安倍だって悪いところは悪いのだ。
少なくとも諸々の資料隠蔽を信じ込み、無いものは無いんだから仕方ないじゃないかという「お人よしさ」はあまりにも幼稚だ。
僕が詐欺師なら先ず安倍信者を狙う。
簡単に騙せると思う。

無論、これは安倍信者に限った事ではない。
安倍信者、反安倍信者、原発推進、原発反対、嫌韓、嫌中、右、左。。。
自分の思想に誇示する人を騙すのは簡単だ。

知識を深めると、それと反比例して視野が狭まるのだ。

くだらない論破合戦をしていると、どんどんくだらない人間になる。
いったん、自分の主義主張を横に置いて、違う視点でものを見る余裕がほしいものだ。



■蓮舫代表、文科省の調査結果を国会で追及へ　加計問題
(朝日新聞デジタル - 05月20日 20:28)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4581832