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2017年04月22日10:25

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幻といわれたもの 深山編

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ナツエビネ


深山系の薄暗い深い森の中に佇む可憐なエビネたちを紹介します

時期は6月から7月
地域により花の時期は多少かわるかも知れないが冬は深い雪に埋もれている私の地元ではその頃だと思う
良くマムシの出るところに生えると聞きついでにマムシも手に入るのかと子供心にわくわくしたものである

たぶん話し手としてはそんなところへ行ってはいけないということだったのだろうが咬まれなければマムシはただのヘビで怖がることもない

話はそれたがそんな場所にあるエビネにはなかなか出会えなかった

出会ったのは白馬の国定公園内
大雨の後に本流は濁流の姫川の支流に岩魚溜まりの場所があると聞き深い山の中へ分けいったところの杉の倒木の下
花は咲いてないが紛れもないナツエビネの草姿に見惚れてしまった
友人は植物にはなんの興味も示さず急かされてその場をあとにした

そしてたどり着いた岩魚溜まりの小さな滝壺
川幅は約1.5メートル川の段差が1メートルくらいあり岩魚もそれ以上先には進めず足留めを食らっている
本流には居場所すらない
綺麗な支流に逃げ、そこに留まる
そこに棹を出したら岩魚が止まらない
細かいのから尺越えまで
ただ雨の中の蒸し暑さと蚊の多さに辟易した
沼蚊という細かい種類がカッパから肌が見えている場所に群がる
顔はおいわさん状態
蚊に刺されて膨らんだ場所に重て刺されるから顔が二倍位に膨らんだ

動きを止めて蚊に刺される原因がもうひとつあった
それが本題のナツエビネ
川沿いの一番釣れる足場の脇にナツエビネが数株あり友人にはその場所に足を踏み入れて欲しくなくてその場所でナツエビネを守りながらの釣り
そんな思い出のエビネである

同じ自生域のキンセイランとキソエビネも合わせて紹介
キンセイランとキソエビネ共に栽培が難しくあまり出回らないエビネであるがいつか育ててみたい種類である

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キンセイラン

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キソエビネ
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