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2017年04月19日23:06

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幻と言われたもの サルメンエビネ編

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亜高山帯の雑木林に生えるサルメンエビネと出会ったのはまだ現役のスキーヤーの頃

舗装の道路も途切れ冬山の雪よけの隧道があるような深い山
隧道脇に車を止めて普通の人でもとても登ることが出来ないような隧道の窓に足を掛けて上り急な崖を登っていた

冬の間のスキートレーニングはリフトも使わずに板を担いでゲレンデを登っては滑っておりることを1日30本とかこなしていたため今では信じられないくらいの体力もあった故たどり着けた場所であったが見つけた時は瞬間にそれがサルメンエビネとわかった
こんな標高ではエビネは自生していなくてサルメンエビネしか生息していない場所でもあった
わかりやすく言えば、その標高ではノコギリクワガタは存在せずミヤマクワガタの生息域だったというのに近いかな
花びらは鮮やかな緑で唇弁が猿の顔のように赤くなっている花に葉っぱは幅広で長く台形っぽい形状、シワが多くエビネとは別種だとすぐにわかる

ただ地域によりエビネとサルメンエビネが同じ地域に生息するギリギリのラインでは2種の自然交配種が存在する
それが一番最初に発見された四国の愛媛県側の石鎚山の名前を由来としたイシヅチラン

それを追い求め何度も山を徘徊した
そんな高校生なんてなかなかいないのであろう


そのエビネの事を書きたいと思い続けてきたがせっかくなので日本に自生するエビネを全て語ってみたいと思っている

とりあえずこれがサルメンエビネ編


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