mixiユーザー(id:7369283)

2017年04月19日16:47

195 view

【バイク】ヘルメット遍歴

先日東京で購入したヘルメット、SHOEI GT-Air が届きました。これでもう、人生何個目のヘルメットになるやら…。いい機会です、ちょっと振り返ってみましょうかね。

以前に、今まで乗ったバイクについて思い出しながら日記を書いたことがあります。乗り出したのが大学2年の頃でしたから、そのとき購入したのが人生初ヘルネットだったはず。まぁバイクとは言っても原付だったんですけどね。HONDA MTX50R ってのに乗ってまして…

フォト

当時大学の友人はほとんどオフロード系のバイクに乗っていましたっけ。YAMAHA DT125、XT225 SELOW、TDR、SUZUKI ハスラーなどなど…。ゆうきまさみの「究極超人あ〜る」というマンガの登場人物が被るSHOEI VT-1R、これを使う人が周囲に2人いました。オフ系バイクだし、シールド付いてるし、でももうVT-1Rは生産終了ということで、後継モデルのVZ-IIでいいや、そんな感じでしたね。1990年頃のことです。

フォト


考えてみれば林道なんて全然入らない、なんちゃってオフローダーなんですからバイザー(ひさし)なんていらなかったんですよね。でもバイクがオフだからということでこれをチョイスしました。もちろんARAIにもこういうシールド付きオフメットはあったんですが、当時、新宿のカメラ用品量販店でバイトしていて、フロアでARAIとSHOEIのヘルメットを扱ってて。そこでARAIは10%引きだったのにSHOEIは20%以上値引きしてた、ってのが決め手でしたね。

結論からいうと最初っからこのヘルメット、選び方を失敗してました。Mサイズを買っちゃったんです。被れるからいいかな、なんて思っていたんですが、小さすぎました。ちょっと長時間乗ると頭が締め付けられて痛い痛い。速度の出ない50ccなんで必然的に(?)あまりロングツーリングはしなかったんで、このときはまぁそれほど問題にならなかったのですけれども。

大学卒業と共にMTX50Rとはお別れ、会社に入って中型二輪免許をとって、今度はもう少し大きなバイクを買いました。KAWASAKI KLE400です。1994年頃だと思います。

フォト

このときのヘルメットは正直、よく覚えていません。VT-IIをそのまま被っていたのか、買い直したのか…。ただ、ARAI MX-2というヘルメットを大学の友人H君が使っており、格好いいなぁと社会人になってから入手した記憶があります。もしかしたらこのオフ用メットを使っていたのかも知れません。

フォト


ARAIはSHOEIと違う!と感じた記憶はあります。S社製はメット内側の「面」で保持されるのに対し、A社製は「線」で支えられている感じが新鮮でしたね。ただこのメット、シールドがないのでゴーグルが必須。高速道路で雨に当たったりすると、水滴が顔に当たっていたくて閉口しました。


オフロードを走らないのでオンロード用フルフェイスの方がよいか、とARAI PROFILEを買ったのもこのころのはずです。

フォト


いわゆるヘルメット内部のベンチレーションを感じることが出来て、内部の熱のこもりが減りました。それでもやっぱり長時間走行時の頭痛は続いていましたね。2〜3年使って内装がへたると、だいぶ楽にはなりましたが…。


さて私、94年9月に札幌から北見に転勤致しました。そこでクルマを買ったため、KLE400にはほとんど乗らなくなってしまったんです。確か97年に同僚にお譲りした覚えがあります。当然ヘルメットも不要になり、どこかの時点で棄てたはずです。2000年3月に釧路転勤、2005年に札幌に戻りますが、バイクとは無縁の日々でした。

2006年、なんとなくまたバイクに乗りたくなりました。最初はレンタルバイクで3日間、YAMAHA XJR400を借りたんです。大阪から四国、九州と走りました。

フォト

このときほぼ10年ぶりにヘルメットを買いました。以前に使って気に入っていたPROFILEを買い直したんですね。バイク熱に火が付いて大型二輪免許を取得、BMW R1200STを旅の相棒に選びました。

フォト

PROFILEは確か5年近く被りました。途中、ARAI RX-7 RR5を買ったような、買わなかったような…いずれにせよレギュラーはPROFILEでした。その後YAMAHA XT225W SELOWをサブバイクに買い足し、スパイクタイヤを履いて冬道を走ったりしてました。我ながらクレイジーな日々でありました…(遠い目)。

フォト

このとき、懲りずにやっぱりオフ用メットを用意しました(笑)。ちょっと変わったところでFLYというメーカーのですね。製品名は忘れました…。

フォト


初めて海外製のを買ったのですが、案外フィットするもんだと思いましたね。というか、なんとなくかぶり心地がテキトーというか、大丈夫かいな、って感じ。軽量なのはよかったです。

この2006年から数年間は私的にバイクバブルで、3台目のオートバイまで入手します。ナンバーのないトライアル車、HONDA RTL250Rです。

フォト

トライアルにはやっぱり専用のメットがいい、ということでスペイン製のを買いました。

フォト


HEBO ZONE 02というんですね。とにかく軽くて使いやすかったです。一度だけ一般道のツーリングに持ち出したことがあるんですが、虫が顔面に当たったりして参りました。ジェット型ヘルメットのバイザーが顔全体を覆っているのにはちゃんと理由があるんですね。


前後しますが、この頃他にも海外製のヘルメットを何個か試しております。

フォト


これはSchuberth(シューベルト)S1Proというヘルメットですね。2008年にBMW R1200STに乗った人達で集まったんですが、その帰路にsumiさんというバイク仲間と東京のお店で購入した記憶があります。インナーバイザーに惚れ込みましたね。走行中、まぶしくなったらサッとスモークバイザーをおろせるってのはすごく便利でした。

ただ、このヘルメットは2つ、大きな欠点がありました。まず重い! F1レーサーのシューマッハがシーズン途中でベルからシューベルトに乗り換えた、という逸話を聞いたことがあり、安全性には優れていたのかもしれませんけれどもとにかくすごい重量でした。またドイツ製ということで頭の形が絶望的に合いませんでしたね。顔面の前部分、後頭部、大きくすき間があいてしまいました。

インナーバイザーは便利!でも重いのはイヤ。もう一つ、ヘルメット内での音声をBluetoothインカムで聞くことをこの頃考えていました。Bluetoothインカムは今ほど製品が出そろっていなくて、シューベルトで使っていたCoolRoboというデバイスは音が小さく、使い物にならなかったんです。普段走らない本州の道をカーナビ頼りにツーリングする機会が多かった私には、ヘルメット内で音声をちゃんと聞けるってすごく大事なことで、道に迷って焦ると碌な事がない、立ちゴケは大抵そういうときに起こります。色々調べて行き着いたのがBMW純正ヘルメットでした。

フォト


BMW スポーツヘルメットです。確か本州ツーリングの際、東京都大田区のフラットというディーラーで買いました。対応してくれたYさんがすごく親切でありがたかったのをよく覚えています。このヘルメットは軽量で、専用のBluetoothデバイスが内蔵され、申し分のない逸品でありました。2011年に購入しています。

逸品ではあるんですが、やっぱりそこは欧州製、微妙に頭の形状が合わない。2時間も走るとどうにも頭が苦しくなってきます。またすごく高い買い物でもあったんで、使うときに身構えてしまう。なんだかバイクであまり走らなくなってしまったりして…。こりゃいかん、気楽に被れるヘルメットがあるといいな、とこんなものに手を出しました。

フォト


SIMPSON OUTLAW 。アメリカのブランドですが、これは日本で作られたものっぽいですね。軽くて気に入っていました。安全性はよく分からないので、高速道路は走らないようにしてましたね。近場を走るためのものでした。2012年です。

この頃はもうあまりツーリングに出かけられなくなっていました。仕事が多忙だったり、休みがとれなかったり、でもそれは言い訳。なんかあまり走りたくなくなっていたみたいです。年に一度の夏の本州ツーリング以外はもっぱらバイク趣味を買い物で発散したりして。ちょうどこの時期にSHOEI Personal Fitting System を知りました。

まずは試さないとどんなものか分かりません。2013年、東京のNAPS世田谷店でSHOEI GT-Airをフィッティングしてもらいました。翌年には同店でSHOEI Z-7。まぁ今までの悩みがなんだったんだって感じですよ。軽いし、ベンチレーションが効いてて涼しいし、技術の進歩はすごいですねぇ。Z-7は写真探しましたが撮っていなかったみたいです。

フォト


その後昨2016年、10年の相棒であるBMW R1200ST を手放し、古いヘルメットはZ-7を残して全て棄てました。1年色々考えたのはよかったと思います。やっぱりバイクに乗りたい、そう思えるようになりました。新しいバイクは今、お店で艤装を整えています。

新しいバイクには新しいヘルメット。東京で採寸したSHOEI GT-Airが昨日届きました。

フォト


このヘルメットには内蔵式のBluetoothデバイスを取り付け、走るつもりです。なんだかんだでもう、人生10個目?くらいになりますね。バイクは次ので7台目。それなりに長年オートバイに乗って、自分の乗り方が少しは分かってきたような気がします。

私はサーキットでタイムを計ったり、峠道でコーナーを攻めたりしません。マチ乗りするわけでもありません。何日かかけて長い距離を走る、旅が好きなんです。だからそのためのバイク、それに向いた道具としてのヘルメットが必要なんですね。安全を考えるとメットは3〜4年で買い換える消耗品です。疲れを避けるため、衝撃を軽減するためフルフェイスでかつ軽いことはとても重要で、頭にフィットしていなくてはなりません。眼精疲労対策に内蔵サンバイザーはあった方がいい。内蔵式のBluetoothデバイスで道順を確実に聞き取れると、ストレスなく旅が出来ます。目的にあった道具をあれこれ選んだり、考えたりするのは楽しい。さぁ、次の旅への準備が完了するまで、あと少しです
8 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する