「断捨離のため息子のカード売ります」→市場価格50万のMTG「ブラックロータス」がヤフオク出品でネット騒然
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人が趣味で集めたものを、本人に許可なく捨てる、売る、というのはどうなんだろう。
たとえ身内、親であっても。
偏見を承知で書けば、女性が圧倒的に多いと感じる。
何故ならば、男は男のコレクションに多少理解があるからだ。
ほしい、と思って手に入れたものを、失ったときの感情は、男女共通だと思う。
ところが、他人のものだと思うといきなり無頓着になる。
母親が「親の金で買ったものだから親が自由にしていい」と言わんばかりに息子のコレクションを処分する。あるいは妻が「こんな無駄なもの」と吐き捨て、夫のコレクションを質やオークションに出す。
そういう人たちがいるらしい。
人の嫌がることはしないのが社会生活の基本である。
彼女たちは、例えば自分が着れなくなった服とか、宝石箱の奥にある指輪とか、そういうものを旦那や彼氏が勝手に売り払ったら、どう思うのだろうか。
もう使わないからいいや、手間が省けたよありがとう、などと言うだろうか。
品物に思い出を込めるのも男女共通である。
子供のころにあこがれて、金銭的に余裕ができた大人になってから買い集め、記憶の渇望を癒す。
コレクションにはそんな一面もあると思う。
例えばぼくはゲーム。
遊びたくてしょうがないのに子供のころはあまり買えなかった。だから今、レトロゲームを買い漁り、暇を見つけてプレイしている。
プレイが終わったからと言って、これを売り払うことは今のところ考えていない。
埃もかぶっているし、大事にしているという扱いからは遠いけど、そういうものだ。
ここまで書いて、はて、ぼくは何に対して憤りを覚えているのだろうか、と思った。
人の心の闇は深いものである(訳知り顔
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