それは3月末、別れの季節。実は僕自身生活環境の変化を目前にしておりました。
今までの仲間と一緒にセッションが(簡単には)できなくなる直前に、カッツェの皆様が送別会・送別セッションを開いてくださいました。
本当に嬉しく、ありがたい気持ちです。
というわけで、2016年度カッツェでのラストセッション! レポりたいと思います。
■ビーストバインドトリニティ『エトワール・ボイジャー:新たなる伝説』
GM&ライティングはコバヤシさん。
名画(というジャンルでいいのか)『ギャラクシー・クエスト』に着想を得た壮大なスケールとコミカルが同居したシナリオで、元ネタがある程度分かるからこそ、BBT風アレンジの仕方が楽しいシナリオでした。
僕とカッツェの出会いは当然コバヤシさんが導線なので、そのコバヤシさんにこうして自作シナリオで送り出して貰えるのは感無量でありました。
というわけで、悪辣宇宙海賊「バッカニア海賊団」に敢然と立ち向かう宇宙の勇者たちは以下の3名です。
▼悠かなた/魔法少女ハルカ☆カナタ 14歳女性
アタッカー 落とし子=魔女=タイムトラベラー
エゴ:人として生きたい
はるか・かなた。切実に日常への帰還を望みながらも、宿命によって他の血みどろサイコ邪神魔法少女たちとの戦いに身を投じているコズミック魔法少女。根本的に善人で、使う業は邪神のものだが平和と希望のために傷つくことを辞さない。何故か邪神関係なくても重いレズが寄って来る体質。本人はヘテロなのだが。
今回は、振り直し(《時を越えた導き》)を宣言するたび、「失敗」した平行世界が壊滅するという斬新な演出が鮮烈でした。また、PCもNPCも拾い捲る八面六臂の大活躍。すげえよシェンツ先生は。
PLはシェンツ先生。
▼神埼翼(カンザキ・タスク)/“牙” 10代女性
ディフェンダー 増殖体=クライシス星人
エゴ:弱肉強食
バッカニア海賊団に全てを奪われた復讐鬼。諸々あって地球に辿りついて平穏を知り、死霊課としての道を歩くも、再び降って来た奴等の舟を前に“牙”の鋭さを抑え切れないアベンジャーガール。てか宇宙怨身忍者。
「復讐」というハンドアウト記載の基本モチベを限界まで煮詰めて、抜群の切れ味で爆発させるBraveoneさん節をとくと味わわせていただきました。僕は割りと手癖で流してしまうところがあるので、シナリオに用意されたものに紳士に向き合う姿は本当に真似させていただきたいです。
PLはBraveoneさん。
▼エステル・アスタリスク/マジカル・ミステリー・スター 14歳女性
サポーター アイドル=魔女
【大罪:駅前の魔法使い!!】
エゴ:悲劇の否定
異界の魔女に拾われ魔女術の薫陶を受けた元孤児。卒業試験の一貫として地球ドミニオンに来てみたところ、色々あってアイドルに!もーどうなっちゃうの!?しかし根は真面目なので仕事を頑張り、徐々に芽が出て来ている。最近の出演作は「エトワール・ボイジャー」。
アイドルロールは割りとグズグズだったしQMの梟に至っては設定だけで一度も出てきませんでしたが頑張ったよ!
PLは田中。
TRPGは可塑性の高い遊びで、GMやPLが「用意したもの」と、実際にセッションする中で衝突したり科学反応したりする「変化していくもの」があると思います。今回は「変化していくもの」としての(特に翼の)物語が非常にダイナミックになりました。
やっぱり、シナリオで提示されたファクターに腰をどっしりすえて向かい合うことで生まれて来るものは圧倒的な説得力があるし、この唯一性は、TRPGをやってる意味の1つでもあると感じられる重量級のセッションとなりました。
GMの用意してくれたコメディな小道具の切れもよくて、特にNPCのキャラはエッジが立っていました。僕がメインで相手させてもらったシナリオヒロインは、温厚篤実・清廉潔白なタコ型宇宙人で、この時点で勝ってる。流石コバヤシさんやでぇ……。
たっぷりとセッションをした後は、晩御飯。いい感じのお店でたっぷりお話しもさせて頂きました。嬉しいお言葉、ありがたいお言葉を沢山頂きました。本当にカッツェに出会えて良かった……!
とても素晴らしい1日を、ありがとうございました。なんかもうすぐ死ぬ人みたいな文を書いてしまいましたが、まだまだセッションはしていきたいので、御機会があればよろしくお願いします! これからも、よろしくお願いいたします!
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