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2017年02月08日09:22

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「ネオン・デーモン」 「第17番」 「リッチ・アンド・ストレンジ」

先週mixi の日記を書くべき日にマンガを4冊買ってしまい
(「薄暮のクロニクル」「フイチン再見!」「でぃす×こみ」「ちひろのお城」)
読みふけってしまい書けませんでした…。とほほ。
おまけに風邪をひいてしまい
(19日がハーフマラソンなのでそれまでに何としても治しておきたい!)
さいわい熱は上がらずインフルエンザではなかったみたいですが
3日連続で17:00〜22:00頃にかけて微熱ですが発熱して
ぼ〜っとしてしまう。
ホントは追い込みで今一番走ってないといけないのですが
おとなしくしています。とほほ。





15日は「ある戦争」
     「ヒッチコック/トリュフォー」、

16日は「皆さま、ごきげんよう」、

17日は「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」、

19日は「上海特急」
     「雨」、

20日は「トマトのしずく」
     「山猫」、

21日は「一日だけの淑女」
     「JACO[ジャコ]」、

22日は「雨にゆれる女」、

23日は「沈黙−サイレンス−」、

24日は「マギーズ・プラン−幸せのあとしまつ−」

25日は「牝猫たち」
     「ザ・コンサルタント」、

27日は「アルビノの木」
     「ミス・シェパードをお手本に」、

28日は「未来を花束にして」

29日は「マグニフィセント・セブン」
     「14の夜」、

31日は「破門 ふたりのヤクビョーガミ」、
     「スノーデン」、

1日は 「恋妻家宮本」、

3日は 「マル秘色情めす市場」 を観に行きました。





「ネオン・デーモン」 ’16 (仏・デンマーク・スウェーデン)

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン,メアリー・ローズ,ポリー・ステンハム
撮影:ナターシャ・ブレイア 美術:エリオット・ホステッター
衣装:エリン・ベナッチ
m:キアヌ・リーヴス,カール・グルスマン,チャールズ・ベイカー
f :エル・ファニング,ジェナ・マローン,アビー・リー,ベラ・ヒースコート
   クリスティナ・ヘンドリックス

モデルを目指してロスへやって来た16歳の女の子のお話。
この人の作品は“暴力の発動”の気味の悪さを読むのが愉しい。
ニコラス・ウィンディング・レフンが描く女の“暴力の発動”は
めちゃくちゃ映像が華麗。
何しろわけの解からんキタナイおやじとか殆ど出ないから(笑)
スレンダーボディの美人たちが美々しく装うのを
うっとり眺めるのが快感だったりする。
しかし発動の理由が“嫉妬”や“羨望”なのが明らかすぎるから
いつもの気持ち悪さに欠ける。
「?」と「!」が脳内を攪乱する驚愕はないのだ。
ハサミを自らに突き立てるベラ・ヒースコートよりも
キアヌ・リーヴスに呼ばれて突然登場するチャールズ・ベイカーの方が
不気味さに置いて勝っているし、
その怪しい男が発見する獣こそが
美を食し野心で膨れ上がるモデル業界の喩なのだろうが、
モーテルを荒らす美しき獣よりも
銃を携えた得体のしれないおっさんが外階段を上って来る方が
怖い…というか気持ち悪いだろ?
チャールズ・ベイカーとキアヌ・リーヴスが階段を上がって来る…
この先何が起こるのか…
いつ暴力が発動するのか…と異様にドキドキする。
それこそがレフンを読む愉しみだろう。
不穏な気分がじわじわと醸成され突然それが決壊するそこに
レフン映画の醍醐味がある。
そこに女の嫉妬や羨望といういかにも解かりやすい理由が入ることで
映画はレフンの気持ち悪さを大いに薄めてしまっていると思う。
にしても、レフンの赤!



「第17番」 ’32 (英)

監督・脚本:アルフレッド・ヒッチコック

17番地に建つ廃屋で起こる事件とその顚末は
66分の尺には盛り過ぎの内容で、
廃屋内で発見された死体をめぐるサスペンスから
汽車とバスのチェイス、列車上でのアクション…と目まぐるしい。
影が効果的な照明や演出
物を捉える丁寧なカメラ
ミニチュアの汽車や車を使用した追跡シーン演出…等
ヒッチコックらしさにニコニコした。



「リッチ・アンド・ストレンジ」 ’31 (英)

監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:デイル・コリンズ
脚本:アルマ・レヴィル,アルフレッド・ヒッチコック,ヴァル・ヴァレンタイン

生前贈与で遺産を貰った若い夫婦が豪華客船の旅に出るお話だが、
不誠実でいい加減な夫にも
そのつまらん夫を捨てられない妻にも
全然感情移入できないなぁ…!
尤もこれはコメディで二人の愚かさを笑う仕様。
乗り換えた客船が沈没してしまう展開にはびっくりだが
タイタニックの事件とかが盛り込まれてるのかな?
これは後で観た「雨」や「上海特急」など
当時の植民地が登場する作品に共通するのだが、
有色人種に対する欧米富裕層(白人)の差別意識が如実で
(見下す、侮蔑するというより優越意識がひどい)、
わぁ…と思ってしまうぞ。
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