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2017年01月30日10:12

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「のれん」の償却処理

■サントリー、あえて毎年大きく利益を目減りさせる長期戦略重視の経営…のれんの難点
(Business Journal - 01月30日 06:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4407588


個人的にも
> 日本基準を支持しています。
に賛成です。
> のれんという曖昧な資産がいつまでも貸借対照表の資産として残るのを否定する
というのもあります。

その他にも、のれんが永続的に残る性質として馴染まない、つまり償却すべき意味合いだと思います。
のれんは、文中であげられている例で言えば、「技術力」や「ネームバリュー」や「得意先とのリレーションシップ」です。
確かにそれらは、M&Aした時、他社の「超過収益力」です。
ですが、それらも長い時間をかければ、それがその会社の一部となると思うのです。
これらが、何時までも「他社資産」であるという感覚が馴染まないのです。

償却期間について
> 20年以内という基準期間の是非はともかく、
としています。
確かにM&Aによる他社ののれんは、10年もすればその会社の力や風土になっていくと思います。
ですが、のれんはその経理処理上高額になりやすいです。文中にもある通り500億ののれんであれば、20年償却でも年25億円です。
そう考えると、性質とすれば10年くらいだと思いますが、財務状況も考慮した落としどころとおして20年なのかな、と思います。
そう考えれば、折衷案として妥当だと思います。

なお、「減損処理」が主観性によるところが大きく、会社の経営方針により利益や財務状況が変わるというのは、のれんだけの話ではありません。
ただ、他の減損処理も合わせ、「減損させない」という経理処理も、それが示す財務状況として適当だとは思いません。
ですから、
> 主観(恣意性)が介入しやすいという弱点
は誰もが認めるところでありながら、致し方なしなのかな、と思います。

> 業績が悪く表示されるというのは、経営者にとっては誠にきまりの悪いものです。
--中略--
> 大掛かりなM&Aに経営の活路を求める会社は、IFRSに移行する傾向が強くなります。
「M&Aに活路を求める会社」に限定すれば、その理由は記事の通りかもしれません。
ただ、IFRSに移行するのは、M&Aに活路を求める会社だけではないと思います。
そして、その理由は、グローバル化する会社経営の中で、日本の会計基準からグローバルな会計基準へ移行しつつある、という事だと思います。

最後に、
> 代金の経営
って・・・
社名は人名と同じで、間違う事は失礼に値すると思うのですが・・・
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