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2016年11月17日07:06

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11月16日未明のアルデバラン食

 14日夜のスーパームーン(視直径最大級の満月)は悪天候で見られませんでした。しかし、15日夜遅くから天気が急速に回復。アルデバラン食が起きる時間帯は快晴の夜空になりました。

アルデバラン食
フォト

2016年11月16日02時14分、潜入直前と出現直後に1/400秒露光で3分おき、トミーテックBORG100ED(f1280mm,F12.8,EXTENDER EF×2使用)、キヤノンEOS Kiss X50(ISO1600,JPEG)、GPガイドパック赤道儀、東京都足立区にて

※月の部分は1/1600秒露光×5の画像をHDR合成
 潜入:02時23分10秒、出現:03時27分29秒

 抜群の透明度で、満月翌日の月は煌々と輝いていました。しかし、欅の大枝が強く揺さぶられるほどの突風が吹き荒れていて、シーイングは最悪に近い状態でした。そこで、画質最優先の撮影は諦めて、高感度にして速いシャッタースピードを設定しました。
 強風が吹く中の撮影でしたが、潜入側と出現側の両方ともなんとか写すことができました。

 潜入の様子は満月直後の月の明縁側だったので眼視では厳しく、撮影に使用したデジタルカメラのライブビュー画面を拡大表示した状態で観察しました。ライブビュー画面では、月の明るさが適正露出の状態で見えているため、アルデバランが隠されてフッと消える様子がわかりました。出現の様子は、カメラの光学ファインダーで確認。わずかながら月が欠けた部分の暗縁側からだったので、アルデバランの点像がパッと現れる瞬間をはっきりと見ることができました。

 今回のアルデバラン食は月齢が満月直後だったので、月が眩しくて見づらい部分があったけど、十分な地平高度がある条件だったので、じっくりと観察できました。

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