二羽とか三羽とか鳥が来ていた頃純子は「あの子たち」と愛情込めて呼んでいたのに、最近は20羽以上群れを成してやって来て高い餌をバクバク食っているもんだから、とうとう「あいつら」呼ばわりになってしまった。
やって来ているのはカワラヒワ、セキレイ、最近はスズメもやって来ている。
こりゃホームセンターで買う餌では破産すると思い、ネットでアメリカ製のヒマワリの種15キロを注文する。
これだけあればひと冬は持つと思うのだが、、、いや、持って欲しい。
しかし次から次と電線や屋根の上から餌台にダイブしてきて、餌場の取り合いをして空中を絡み合いながら何羽も飛び交っている様は黄色い蝶の乱舞の様だ。
ホームセンターで餌を探していたら鶏の餌を売っていた。
以前八戸のホーマックで「ニワトリの餌あります」という貼り紙を見て
「やっぱりこの辺だと普通にニワトリ飼ってるんだろうな。」
と思ったのだが、八戸に限らず売っているようだ。
しかし誰が買うのだろう。
知り合いで「ニワトリ飼ってます。」っていう人居ないんだけど。
仙台に居た時には近所で飼っている家があったらしく、毎朝けたたましい声で鳴いていた。
あれは子供が縁日で買ってきたヒヨコが育っちゃったのかもしれない。
何時も薬を貰っている生協の調剤所の人は鳥の写真を撮るのが趣味らしく、壁にいろんな鳥の写真が貼られている。
大体近所の新川とか前田森林公園で撮った写真が多い。
結構いろいろな鳥がいるようだ。
変わった所ではクジャクを見た事がある。
それも通勤のための車が沢山走っている下手稲通りの道路脇に居た。
我が目を疑ったが、知り合いも道路の真ん中で雄のクジャクが羽を広げているので通るに通れず困惑したと言っていた。
あれは誰かが飼っていたのが逃げ出したのだろうか。
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