ハッピーハロウィン

なんだか、あれよあれよという間に盛り上げられてきちゃった感じですね。
この土日は近隣の子供会がそれぞれハロウィンイベントを開催したとみえ、100均の仮装グッズを身につけ、お菓子のバッグを持った子供がゾロゾロ歩いているのに何度も出くわしました。
渋谷は、現代の「ええじゃないか」だな、ありゃ。

うちの息子も、ありました。
協力家庭を回ってお菓子をゲットしたのち、公民館でゲーム＆お弁当ですって。
仮装していくんだと言って、ハリーポッターのマントを買って！と寝言をぬかすので、わかった着るものは担当するから、杖は自分で用意しなさいと話を付け、「ハリーポッター　ローブ」で画像検索の上ダイソーへ。
「ドラキュラマント」なる、大人の膝丈らしき商品がいちばん面積が大きくてコスパが良さそうだったので、これを数点買い込み、なるべくもとの形を残しつつ（縫う作業を少なくするため…）袖やフードを取り付けて、即席にしては思い描いていたのに近いものができあがりました。
襟元に赤い裏地が見えるし、これでキミもグリフィンドール生！

PTA、サッカー、自治会とPTA…と、ここ数年役員が続いて気持ちがキュウキュウしていて、今年度を乗り切れば！と必死ななか、こういうヒマ人的なことに時間を割く心の余裕は全くなかったのですが、気がついたら、今忙しさの谷間というか、少しくらい大丈夫じゃない？　と思えたので、久しぶりに寝る間を削って製作にいそしみました。

しかしさすが100均商品、薄くてほつれやすくて非常に扱いにくい布地で、ミシンが使えずほぼ手縫い。
手で縫うほうが早いくらいだったんですよ。
それに、大変だったのは「ここの形は、どうすればできる？」と突き止める作業のほうで、いろんな角度やポーズの画像や、できるだけ襟元がアップになっている画像をひたすら捜し。
映画のポスターのほかに、コスプレ用商品を（映画のキャストではない）モデルが身につけている画像がたくさんヒットしますが、どうみても出身幼稚園の園長先生そっくりなモデルが何度も出てくる。
検索結果の下の方にいくにつれて、なぜかカオナシが混じっている。
映画撮影の合間のスナップか、スネイプ先生とハリーが談笑している写真が出て来て思わず見入ってしまう。
いかんいかんとPCから離れ、いらない紙などでパターンを試作してセロテープで縫製？しては「なんか違う？？？」と、やっぱりまた視線はモニターへ…

なんてことをやっていたので、いざ裁断までこぎ着けて縫う作業に入ってしまえば、あっけないものでした。３晩くらい夜更かししたら、できたヨ。

いっぽう息子は手頃な木の枝を拾って来て、しきりに紙ヤスリでゴシゴシと整形していました。

しかし、待ちに待ったイベントでは誰もハリーだと気づいてくれなかったらしく、息子からも特に積極的に説明はしなかったそうなので、母ちゃんガックリだよ。
丸メガネ（子供用サングラスの、レンズ部分を外したもの）と、胸にはグリフィンドールのエンブレムをラミネートして名札のように付けてやったんだぜ？

そして今日は学校でもハロウィンパーティがあるからと、持って登校しました。
数回着たら破けそうな代物だけど、まぁ良いんだ。
給食には、中学校でかぼちゃババロア、小学校はかぼちゃポタージュが出るんだって。