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2016年10月23日22:55

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「悪魔払いの儀式」で子ども3人死亡、ミャンマー <政権中枢「黒魔術怖い<古代日本国でも?

2015.09.19 Sat

おまじない政治学:深層ミャンマー ご紹介

おまじない政治学:深層ミャンマー/1 政権中枢「黒魔術怖い」
毎日新聞 2015年09月10日 東京朝刊
ヤンゴン郊外の僧院で政権の顧問だと明かした占星術師で仏僧のペニャン師
地図
 ミャンマーは国民の9割を上座部仏教徒が占める「敬虔(けいけん)な仏教国」と形容される。実際は仏教的な世界観に占星術や精霊、超能力者信仰などが融合し、深遠な精神世界を形成している。特に占星術は国家の重要な政策決定にも少なからず影響を与えているとみられ、総選挙の選挙戦が始まったこの国の政治を理解する上で不可欠の要素だ。知られざる世界にご案内したい。【ヤンゴン春日孝之】
 ◇出生日時は最高機密
 ミャンマーの政治指導者たちが自分の生年月日を詐称していることは、この国の占星術界では公然の秘密である。情報省幹部は「黒魔術(に利用されること)を心底恐れているからだ」と説明する。黒魔術はミャンマー語でアウラーン。いわゆる呪術のことだ。
 大統領府はテインセイン大統領の誕生日を公表していない。ウィキペディア(インターネット百科事典)英語版の記述は1945年4月20日。日本語版は同年5月11日と食い違う。占星術師たちは「共に事実であるはずがない」と言い切る。国家元首の正確な出生日時は最高機密だという。
 ミャンマー西部パテイン郊外。大統領の実兄トゥンミン氏(76)は、国軍や内務省の情報部員が同席したインタビューで「弟の誕生日は知らない」と言いつつ「私はミャンマー歴1301年生まれ。弟は1306年。5歳違いです」と答えた。太陰暦に基づくミャンマー暦と太陽暦を併用し、ミャンマー暦の新年は4月中ごろで毎年変動する。換算すると、大統領の生年は一般に言われている前年の1944年の可能性が高い。
 占星術は天体の状況とこの世界の運命が連動しているとの認識に基づき、人や国家の運勢や未来を解釈する体系化された知識で、ミャンマーでは「自然科学」と位置づけられている。
 この国最大の占星術師組織「アストロ協会」(124人)のキンアウンボー会長(75)は「出生日時の惑星の位置を円で示すホロスコープ(出生天球図)を作成すれば、その後の運命を計算で導き出せる」と解説する。黒魔術で呪うには、相手の運勢を知るための出生情報の入手が前提だ。
 トゥンミン氏によると、大統領が出生した際、助産師がその時間を記録。竹製の出生票に父親が記載し缶箱に入れて保管していたが、今は所在不明らしい。
 4月に首都ネピドーの大統領官邸でテインセイン大統領と会見した。事前提出した質問の前半は生年月日の確認を含む個人的な事柄、後半は政治問題。だが外務省の要請で順番が逆転した。当日、政治問題が終わると大統領はサッと席を立ち、握手を求めてきた。会見の打ち切りだった。
 ◇「大統領顧問だ」占星術師認める
 最大都市ヤンゴン郊外にある小さな僧院。ここの仏僧ペニャン師(64)が、占星術界で「テインセイン政権を支える占星術師のチーフ」だとうわさされている。師は「誰から私のことを聞いた?」とけげんな表情を浮かべながらも「今も大統領顧問だ」と認めた。ある外交筋は「軍政期、私たちは情報源を求めて政権のお抱え占星術師を血眼で捜していた(ができなかった)」と打ち明ける。政権の「影武者」が今、その存在をメディアに認めること自体、隔世の感がある。
 先のキンアウンボー会長は「政治指導者がやりたいことをするのに、占星術師の助言は欠かせない」と言う。ビルマ王朝期からの伝統であり、民政移管した今も、程度の差こそあれ受け継がれているのだろう。
 ペニャン師は、大統領の生年月日について「表に出ている情報は全て誤りだ」と述べながら「私も知らない」と言う。だが1年にわたる取材でペニャン師に連なる占星術師が「匿名」「全てを公表しない」ことを絶対条件に明かした。1944年5月×日(金曜)午前×時30分−−。信ぴょう性は高いと思う。
 62年の軍事クーデターで政権を奪取し、四半世紀もの長期独裁体制を維持したネウィン。死亡時に各メディアが報じた年齢は91歳、92歳、93歳の3通り。孫のエネウィン氏(38)が「今なら言える」と、一度も世に出ていない生年月日を教えてくれた。92歳没だった。
 国軍トップのミンアウンフライン最高司令官も誕生日を明かさない。1956年とだけ報じられている。6月にインタビューした際に尋ねると、破顔一笑こうかわした。「59歳。60歳に向かっています」
 内戦でその国軍と対峙(たいじ)するカチン族の組織「カチン独立機構(KIO)」。キリスト教徒勢力だ。ダウンカ報道官に生年月日を問うと「答えられない」と言って理由を説明した。
 「国軍は私たちを軍事的に攻撃すると同時に、スピリチュアル(超自然的)な攻撃も仕掛けている。政府や国軍の指導者は自分たちの生年月日を隠している。私もだ。黒魔術の餌食になりたくないからだ」
 報道官は「黒魔術への対抗策」として断食をしているという。新約聖書マルコ伝にはイエスが弟子に対し、悪霊払いには祈りと断食が必要だと説く一節がある。ミャンマーでは「たかが生年月日」ではない。今も宗教を問わず原初的世界が脈々と息づいている。=つづく
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おまじない政治学:深層ミャンマー/2 「強い運勢、奇跡起きる」 「スーチー大統領」巡る予言
毎日新聞 2015年09月11日 東京朝刊

   【略】

 テインセイン政権下の今年1月、国家教育法を巡り、学生団体がマンダレーから最大都市ヤンゴンに向けデモ行進を始めた。当局は「治安維持のためヤンゴン入りは絶対許さない」と警告した。「ヤンゴンへようこそ」。道路の中央分離帯に設置されたそんな案内板の前にある日、支柱を立てて仏僧用のうちわ2枚が掲げられた。地元イラワジ誌は「ヤダヤだ」と報じた。うちわはミャンマー語で「ヤッ」。止まれ、の意味もある。
 イラワジ誌のアウンゾー主筆はかつて「この国の権力闘争は、占星術師に相談してヤダヤをする、という歴史でもあった。ヤダヤ合戦史だった」と書いた。よそ者には、言葉の遊びやジョークとしか思えないヤダヤの数々。軍事衝突や流血を避けるための英知が潜んでいるのではないか、と勘ぐりたくなる。【ヤンゴン春日孝之】=おわり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://doshisha39.blog130.fc2.com/blog-entry-1626.html



「悪魔払いの儀式」で子ども3人死亡、ミャンマー

AFP=時事 10月23日(日)12時25分配信

ミャンマーのトゥワンテで、悪魔払いの儀式で虐待され死亡した3歳の男児の遺体を搬送する医療関係者の車と、現場に立ち会う男児のおじ(左から3人目、2016年10月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】ミャンマーの最大都市ヤンゴン(Yangon)近郊のトゥワンテ(Twante)で、呪術師を自称する男が幼い子どもたちを虐待し、3人が死亡した。警察の発表や遺族の発言で22日に明らかになった。

 警察によると、死亡した3人は、3歳の男児と2歳の女児、生後8カ月の赤ちゃんで、遺体に殴る蹴るの暴行を受けた痕があった。男は子どもたちが悪霊に取りつかれていると家族に告げ、18、19両日の夜に悪魔払いの儀式を執り行い、その最中に暴行を加えた。

 地元の軍幹部がAFPに語ったところによると、男は村の住民らをトランス状態に導いた上で、衆目環視の中で子どもたちを殺した。まず18日夜に男児を虐待して死なせ、遺体を水路に遺棄した。戻ってきてから女児3人を虐待し、うち2人が死亡した。

 死亡した男児のおじは事件当時の様子について、住民らが男から「聖水」を与えられ、その後、輪になって立つよう指示されたことを明らかにした。男が呪文を唱え、まじないをかけるうちに、住民らは理性を失っていったという。

 ミャンマーでは国民の大多数が仏教徒であるものの、精霊や占星術、「ヤダヤ」と呼ばれる厄除けの呪術も広く信じられている。2011年の民政移管以降、国内にはスマートフォンや欧米諸国のブランド、高級ホテルが大量に流入したが、その半面で占い師や呪術師に相談する国民は依然として多い。【翻訳編集】 AFPBB News
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最終更新:10月23日(日)19時31分
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161023-00000014-jij_afp-int
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