絵日記9月21日(水)読書の秋…

　しまった！今日買い物に行っておくんだった。明日からまた雨だ。秋の長雨、朝晩冷え込むし、どうやら本格的に"秋"が来てしまったようだ。

　安部公房短篇集｢カーブの向う・ユープケッチャ｣新潮文庫を読了。今回もたいへん面白かった。表題作は各々長篇｢燃えつきた地図｣｢方舟さくら丸｣、｢チチンデラ ヤパナ｣は｢砂の女｣の原形である。というか冒頭部分そのものだったりして興味深い。
　続けて初期作品集｢夢の逃亡｣に取り掛かる。

>〈名前の喪失〉というモチーフに、一切の既成概念の否定を託して、新しい現代の寓話を生み出した表題作。深夜まで環状線の電車に乗り続ける青年の目を通して〈夜〉の意味を語りかける「名もなき夜のために」。
ほかに「牧草」「異端者の告発」「虚構」「薄明の彷徨」など、『終わりし道の標べに』から『壁』へと見事な変貌をとげた安部公房文学の誕生の秘密を解き明かす初期作品集。
(くそ、どこのショップも内容説明文をネットに載せていなかったのでカバー裏表紙見ながら手打ちで書き込んだ。ふう…。しょうがないか、絶版状態だからな、40年前の文庫本はホントに活字が小さいな…)

　あ、ビール飲みたかった。もうこんな時間か…。秋の夜長、読書の秋、かよ〜(笑)。