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2016年09月27日19:38

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第一回晩夏のカート・ラッセルまつり

ベーコンまつりに続いて、晩夏のカート・ラッセルまつり開催です。
ベーコンものより持ってる本数が若干多いので気合い入れて観ようと思います。

●「ミラクル」
:カート・ラッセルがアイスホッケーアメリカ代表チームの監督をする映画。熱血スポコンものの王道なのでまあ結末はわかってるんですが、若者達が必死に戦う姿は清々しかったです。選手が20名もいるので殆ど名前が覚えられませんでしたが、唯一ゴールキーパーのジムがドラマ「フレンズ」のレイチェル(ジェニファー・アニストン)の恋人タグを演じたエディ・ケイヒルだったので、試合中「タグがんばれ!あっタグじゃなかった」と応援してました。彼、ほっぺがちょっと赤くて笑顔がかわいいんですのよ。
カート・ラッセルは気迫あふれる演技で良かったです。
あと、アイスホッケーの試合では本当にホッケーマスクをかぶるんだというのを初めて知りました。13日の金曜日のジェイソンがかぶってる姿しか見たことなかったので(汗

●「スカイ・ハイ」
:スーパーヒーロー(スパイダーマンとかバットマンとかそういうの)の候補生たちが力を合わせて敵をやっつける映画。カート・ラッセルは主人公のお父さん役で現役のスーパーヒーローなのですが、ピチピチタイツ&マント姿で頑張ってます。「ツインズ」等で若く美しいヒロインだったケリー・プレストンがお母さん役とは、時は流れるものだなあ〜としみじみ。あと、サム・ライミ監督作品でおなじみブルース・キャンベルが体育教師を怪演してました。なんかアクの強い変な役似合うよね。どっかのサイトで彼の自伝タイトルが「あごで殺せたら」と訳されていて爆笑してしまいました。ブルース・キャンベル作品もまつりが開けるくらい集めてみようかな。多分B級映画ばっかりなんでしょうが・・・。

●「タッチ・ダウン’90」
:カート・ラッセルがロビン・ウィリアムズとアメフトをする映画。始まって15分くらいで既にラストが読めてしまうくらいお決まりの展開ですが、笑いあり涙ありで安心して観ていられます。どうでもいいけど「がんばれロケッツ!」というタイトルで同じ映画のビデオが出ているのは何故なんだろうか。両方買っちゃったじゃないか。中古ビデオで。

●「ブレーキ・ダウン」
:カート・ラッセルが四面楚歌の中、誘拐された妻を助け出す映画。前半のスリリングなサスペンス的展開から、終盤は息もつかせぬ怒濤のアクション。普通のおじさんだったカート・ラッセルが後半まるっきり「ダイ・ハード」状態で頑張ってました。終始ハラハラドキドキ、緊迫感あふれる良い作品だと思います。アメリカの田舎、閉鎖的で怖いよう。
J・T・ウォルシュがくそ憎たらしい悪役なのですが、ラストで殺されてしまいます。こういう時いつも思うのですが、殺さずに生かしておいて終身刑とか死刑とかにして苦しませた方がいいんじゃ?本当に、いつもそう思うのです。裁判でひっくり返って証拠不十分とかで無罪になるのが怖いのかな。いや、憎すぎて殺しちゃうだけか。
どうでもいいことなんですが、中古DVD店でこのDVDを購入した際、中身がパッケージと別に保管してあったらしく店員さんが奥から中身を持って来たのが「ブラックホーク・ダウン」。指摘したところ、あわてて正しいのを持って来てくれましたが、後でその店員さんが上司にガッツリ叱られてたことを思い出しました。

●「バニラ・スカイ」
:トム・クルーズとペネロペ・クルス嫌いな私にとっては長くつらい拷問のような映画。トム・クルーズのいつも半分口開けたポカーンとした顔がバカっぽくてイヤでたまらない。にやけてんじゃねえよ!口閉じろ!と言いたくなります。ペネロペ・クルスの顔も、スペイン語訛りのベタベタした英語も、これまたイヤでたまらない(好きな人は多いみたいですが)。昔観た「ウーマン・オン・トップ」という映画ではそんなに悪い印象なかったはずなのになー。
(マサに「そういう見方でこの映画を見るんじゃない」と叱られてしまいました)
そして映画全体で言うと、音楽の使い方も「どうだうまいだろう」と言わんばかりでイヤでイヤでたまらない。ストーリーも「えっそんなんでいいの?」と終盤で愕然としました。サスペンスだと思ってたのにオチはSFかよ!そんな終わり方あるか?!ダラ〜ッとした進行を眠気を我慢して観て来たのに。
要するにこの映画の監督とは感性がとことん合わないのだということがよくわかりました。カート・ラッセルが出てなかったら途中で観るのやめてました。あとキャメロン・ディアスは今まであまり好きでない女優だったけどこの映画では良かったと思います。誰かが「トム信者とペネロペ萌え以外の人には観る価値なし」と評価してましたが大賛成です。好きな人にはホント申し訳ないんだけど、ああ、つらかった。

●「エグゼクティブ・デシジョン」
:カート・ラッセルがハイジャック犯をやっつける映画。
まずはスティーブン・セガールのあっけない散りっぷりに度肝を抜かれました。「うそ!あーれーーーーー」ていう感じで。なんというかある意味物凄い派手な退場・・・。
その後残された特殊部隊員たちとカート・ラッセルとハル・ベリーが力を合わせて頑張るのですが、手に汗握る、緊迫感あふれる娯楽大作というかんじで面白かったです。テレビでやってたらつい見ちゃうね。ラストの緊急着陸のシーンは「なにもそんなに辺りのものを沢山なぎ倒して破壊しまくらなくてもいいだろう」とは思いましたが。
カート・ラッセルは珍しくインテリ役で大活躍。相変わらず腹黒そうなJ・T・ウォルシュをはじめジョー・モートンやオリヴァー・プラット、リチャード・リールなどといった配役がとてもよかったと思います。特殊部隊員その1のジョン・レグイザモってどっかで見たことあるなーって思ったら、「3人のエンジェル」のおカマちゃん役だった人だった。おカマ役はあまり美しくなかったですが、今回はとても恰好良かったです。

●「夢駆ける馬ドリーマー」
:カート・ラッセルとダコタ・ファニングが骨折した競走馬を復活させる映画。競走馬の再生とともに不仲だった家族の絆も復活する、まあ定番の展開ですが、めでたしめでたしで良かったと思います。見終わった後はほのぼのと胸があたたまるような映画。家族みんなで見るのにもおすすめです。ダコタちゃん可愛かったけど歯並びがおかしなことになってます。

●「ポセイドン」
:う〜ん・・・お金かけて作ったハリウッドパニック映画!というだけな印象。転覆した豪華客船から数人が脱出するのですが、狭いダクトに入るのを拒んで大騒ぎする女とか、お母さんの側にいず勝手に行方不明になる子供とかいて「団体行動を乱すな!」と叱りつけたい気分になりました。
カート・ラッセル死んじゃったなあ。死に方うまかったです。リチャード・ドレイファス年とったなあ。ブラック・アイド・ピーズのファーギーも出てました。マット・ディロンの劣化コピーみたいなのが出てると思ったら実の弟だって。あと、昨日観た「夢駆ける馬ドリーマー」で騎手を好演していた役者さん(フレディ・ロドリゲスというらしい)が出ていたので「おっ」と思ったのですが「あれまっ」といううちに死んじゃいました。出演時間何分よ。ロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラーinグラインドハウス」で主役らしいのでそのうち観たいと思います。
次から次へとピンチが到来するのですが基本「浸水から逃れる」ワンパターンなのでしまいには飽きてきました。主役に貫禄がなく存在感が薄かった(顔の印象も薄く今見終わったばかりなのにもう顔が思い出せない)。カート・ラッセルの方がよっぽどリーダーシップありそうな感じがしました。二度見ようとは思わないかな。DVD買っちゃったんですが・・・。

●「デッドフォール」
:カート・ラッセルとシルベスター・スタローンが自分たちを罠にかけた悪者を退治する映画。二人の軽妙な掛け合いが楽しい、いかにも80年代らしいアクションコメディ。カート・ラッセルは近所の子供にも慕われるような気のいいあんちゃんという役がハマってました。スタローンはスーツ着てメガネかけて珍しくインテリ刑事役なのですが、刑務所を脱獄するあたりからいつもの肉体派スタローンになってました。

●「不法侵入」
:カート・ラッセルが狂ったレイ・リオッタから奥さんを守る映画。主人公が冤罪で捕まって弁護士が多額の保釈金を立て替えてたが返せるあてはあるのか?とか、そもそも2千ドルしか資産がないのにプール付きの家を何故維持できる?とか、お金のことばっかり気になって仕方がありませんでした。最後に犯人をやっつけて玄関先でへたり込むのはいいが警察に事情聴取される時ちゃんと犯人の悪業すべてを信じてもらえるのか?とかも気になって。クレジットカードの件とか殉職した(とされる)同僚警官の件(硝煙反応とかどうなってんの?)とか駐車違反の罰金の件とかさあ、全部きれいに解決できるのかね?犯罪物の映画の場合いつもラストシーンでそんな風に思ってしまう。おかしい?
「告発の行方」のジョナサン・カプランが手堅くまとめたサスペンス。レイ・リオッタがとにかく怖かったです。目が怖い、怖いよう。奥さんきれいでした。カート・ラッセルは主役だけどちょっと影が薄かったかな?

●「潮風のいたずら」
:カート・ラッセルとゴールディ・ホーン主演のロマンティックコメディ。いやー、この映画を嫌いな人っているんでしょうか?笑って笑って、ホロリとくる。明るくチャーミングな魅力爆発のゴールディ・ホーン&一見粗野だが実は心優しく頼りがいのあるカート・ラッセル。この主演の二人の息の合った演技がとてもいいのですが、脇の子供達や執事、友達の「アホビリー」なんかもいい味出していて素晴らしい。「カテリーナ!」「アルトゥーロ!」という声のかけあい、そして最後の「a littele girl」という台詞が最高。皆様にお勧めできる素敵な作品です。しかしゴールディ・ホーンが全く泳げてないのには笑ったなあ。

●「キャプテン・ロン」
:カート・ラッセル扮する雇われ船長がマーティン・ショート一家とともに繰り広げるドタバタコメディ。
ちょっとちぐはぐな感じのマーティン・ショート一家が、カリブ海航海を通じて絆を取り戻すというストーリーなのですが、それをサポートするのがカート・ラッセル。物凄く楽しそうに演じてます。
地図を燃やしビデオカメラを壊し船の備品も壊し海に落ちたマーティン・ショートにはしごをぶつけるドジな船長のカート・ラッセル。行き先を間違えたあげくゲリラを大量に船に乗せるはめになったり嵐に襲われたり。眼帯を付けたその姿はまるっきりスネーク・プリスキンながら中身は真逆で、「女好き」で「過激」で「豪快」としか言いようのない性格。あまりのメチャクチャぶりに一度はクビになるものの、海賊に襲われた一家を助けにやってくる姿はカッコいい!
モップ持って掃除を始めるシーンと、子供に死んだと勘違いされるシーンが最高に笑えました。いや、これ面白いですよ。多分今は中古ビデオとかでしか手に入らないと思うけど、どっかで見かけたら是非観てみてください。しかしラッセルさん、「バックドラフト」の後なんですよね、これに出たの・・・なんというか視野が広いというか、懐が深いというか・・・赤いビキニのパンツ、よう穿きましたね・・・。

●「バックドラフト」
:カート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィンが炎と闘う映画。夫婦・兄弟間の人間ドラマ、消防士が火災に立ち向かうアクション、犯人探しのミステリー、おまけにちょっとロマンスと盛り沢山な内容。
生き物のような炎の演出のみ語られがちですが、見どころはやはり兄と弟の不器用な愛情のやりとり。救急車の中のシーンでは「やっとお互い素直になれたんだねえ」と思わず泣きそうになっちゃいました。カート・ラッセルの熱演とても良かったです。
しかしミステリーとしては弱いというか、犯人野放し(死んじゃったけど)でいいの?カート・ラッセルが犯人に思い当たった理由ははっきりしてたっけ?そしてなにも火災のまっ只中で犯人を問い詰めなくても。そういうのは鎮火してからにした方が・・・(余計なお世話)。
私が見る映画見る映画に必ずJ・T・ウォルシュが悪役で出てくるのはどういうわけなのだろうか。デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド(まさに怪演)、レベッカ・デモーネイ(ラストの泣き顔がたまらん)、ジェニファー・ジェイソン・リーなど共演陣も大変豪華。

●「ソルジャー」
:B級SFアクション。悲壮感を漂わせた寡黙な兵士を演じるカート・ラッセルがシブい。村から追い出されて涙を流すシーンはこっちまでもらい泣き。しかしストーリーもアクションもこぢんまりとしてどこかで観たような展開。「ブレードランナーのスタッフによる待望のSFアクション超大作!」とDVDのパッケージに書いてありますが大袈裟すぎやしませんかい。

●「デス・プルーフinグラインドハウス」
:カート・ラッセルがボコボコにやられる映画。
前半のグダグダしたガールズトークに辟易した人が多いんでしょうが、私的には悪くないと思いました。まあ、ダラダラ長いのでまとめて殺されちゃうシーンは全くかわいそうとは思いませんでしたが。後半に入っての会話も「プリティ・イン・ピンク」とかジョン・ヒューズとか、懐かしいなー。そしてラストの急展開に喝采を浴びせる人も多いんでしょうが、カート・ラッセルファンの私的には「もう勘弁してあげて〜」という感じでした。相変わらずタランティーノの音楽のセンスはかっこいい。

●「テキーラ・サンライズ」
:「バックドラフト」のところで「私が見る映画見る映画に必ずJ・T・ウォルシュが悪役で出てくるのはどういうわけなのだろうか」と書きましたが、この映画でものっけから登場しちゃったので笑ってしまいました。もう亡くなってるんですよね。「追悼 J・T・ウォルシュまつり」が開催できそうです。
で肝心のこの映画はと言いますと、音楽も映像も古くさいとしか言いようがありません。80年代の映画だからしょうがないのかもしれないけど。公開当時は「スタイリッシュでオシャレ」ってことだったんでしょうね。ストーリーもね・・・サスペンスとしてもラブストーリーとしても男の友情ものとしても何が言いたいのかようわからん中途半端さ。人物の人柄やなんかを掘り下げていないので、ミシェル・ファイファーがカート・ラッセルではなくメル・ギブソンを選んだ理由もなんだかよくわかりませんでした。うーん、褒めるところが見つからない・・・。

●「ダーク・スティール」
:単純なポリスアクションものかと思って見始めたら、出てくる人物皆悪いやつばっかりで、意外とサスペンス的要素も強くてテンポも良いので飽きることなく観ることが出来ました。アクション描写は地味でしたが、面白かったです。悪徳警官役のカート・ラッセルが実にハマってました。

●「スコーピオン」
:ベーコンまつりの時のように「トリはやっぱりトレマーズ!」と決めずに適当に棚に並んでた順に観て行ったら、最後にとんでもないB級を引き当てちゃいました。
序盤の「エルヴィス・プレスリーに扮装した5人組がラスベガスのカジノで強盗」という展開は私的に大好物。そういえばニコラス・ケイジ&サラ・ジェシカ・パーカー主演の「ハネムーン・イン・べガス」という映画もエルヴィスのそっくりさんがいっぱい出て来て楽しかったという記憶があります。
しかしその後の展開がいまいち、緊迫感に欠ける。「一番悪い奴が生き残る」というのがコピーらしいんだけど、嘘だよねえ。ミョーに人間味のあるエピソードとか入って来てマッタリしちゃってるもんねえ。音楽とか映像のセンスはミュージックビデオ風で悪くないんだけどねえ。
でもまあ、「ケヴィン・コスナー出てるけどこれはB級なんだ!」と割り切って軽い気持ちで観ると案外楽しめるかもしれません。ケヴィン・コスナーがヅラを取るシーンが衝撃でした。カート・ラッセルがエンドロールでエルヴィスの口パクをしているのが楽しそうでした。一番盛り上がったのはそのへんかな。

以上、カート・ラッセルまつりもつつがなく終了いたしました。普段観ないようなジャンルの作品も観られてよかったです。ラッセルものはあと5本ほどあるのですが、いずれもジョン・カーペンター監督作品なのでカーペンターまつりに回します。
さあいよいよ10月!秋のカーペンターまつり開催です!
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