日本時間の2日午前0時頃、バングラデシュの首都ダッカのレストランで、
人質事件が発生し、日本時間の同日午前11時頃、治安部隊が突入し、
銃撃戦の末に鎮圧しましたが、
人質になっていた日本人7名が殺害された事が判明しました。
何とも傷ましい事件です。
殺害された方は、
国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトとして派遣されていたようです。
僕は、以前JICAの人と仕事上の付き合いがありました。
JICAの安全面での対応はかなり高度のものがあると思っていましたが、
比較的安全と言われていた地域での事件だったようで、
防ぎようがないのかも知れません。
今回のテロの背景は今後調査が行われると思いますが、
過激思想に染まった若者がテロを起こす事件が世界中で増えています。
その原因として考えられるのは、
各国内で長い間、様々な格差の中で差別を受けて来た人が多い事があるように思います。
インターネットの普及による情報化社会の中で、
恵まれた国や人の状況が簡単に分かるようになってしまい、
それと自分の置かれた環境を比較して、
そうした国や人への憎悪を募らせているような気がしてなりません。
前から言っていますが、テロを力で抑え込もうとするのは、間違いです。
抑圧とテロの悪循環になってしまうと思います。
迂遠なようですが、格差をなくし貧しい国や人に温かな手を差し伸べない限り、
悲惨なテロはなくならないような気がします。
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