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2016年06月29日17:32

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黙って食えの一言に尽きる

毎日クックドゥ的なものを使うわけではありませんが、たまにはやっぱり助けられます。
そのままじゃなく、手持ちの調味料や具材をちょい足しして使うにも便利です。
あ、いわゆる「めんつゆ」は、やめられません。

文句があるなら醤油は大豆から栽培しろとか言うのは、さすがに逆切れの域と思います。
そもそもがそこまで注文をつけられたわけじゃないんだから、せいぜい「だったらアンタは絶対クックドゥ使うなよ」ぐらいが、正当な反論でしょ。
しかし「料理に対する向上心のなさ」という表現には、ちょっと考えさせられました。

クックドゥ屋さんが工夫と研究のすえにたどり着いた成果に敬意を表しつつ(?)ありがたく恩恵にあずかるのが一般的として、自分だって頑張れば近いものが作れる!とか、むしろ私の勝ちだ!という人もいることと思います。
これは、出来合いの総菜や弁当にも言えることで。

たとえば「1.材料を炒めます」→「2.本品を加え混ぜ合わせてでき上がり」の場合、味付けは2でなされますが、炒め物の調味の段階は省略形になりますよね。
最初にみじん切りのニンニクを炒め、香りが立ったら云々、的なの。
調味料の「さしすせそ」しかり。
醤油は半量をまず入れて煮立て、味の染みた頃にもう半量を加えて香りを残す、とかさ。
前述のめんつゆ愛用により、出汁をとる機会なんて本当に減りました。
そういう調理過程の丁寧さを手放してしまうのを残念に思う、と言いたいのかなと。

ただねぇ、私の実感としては料理で手間を食うのって、何と言っても下ごしらえですよ。
炒めとか煮込みの工程にかかる、その前。
材料を切る、その際、生で使う野菜、火を通す野菜、肉や魚とか匂いの強いもの…と順番を整理して行う。
皮を剥き、面取りをし、へたや種を取り除き、脂身を切り落とし、魚の頭やわたの処理をし、…要は、もれなく生ゴミが出る。
下ゆでが必要なものは、さっさとやる。
全量使わない食材は、しかるべき処置をとって保存する。
合間合間に、必要に応じてまな板や包丁、ボウルや小皿や計量スプーンなどもどんどん洗っていかないと置き場所がなくなるし、次に使うときに慌てる羽目になる…。
手抜きを語る前に、一皿に収まった料理にもそういう采配の妙(笑)がこもっていることは認めてやって頂けると、ちょっと嬉しいんだけどな。
調味料を投入する作業なんて、一瞬ですよ一瞬。そこで出来合いを使ってそこそこ美味しくなるなら、それもまた良いじゃないですか。

うちの義父は(昭和一桁)、自分にも他人にも厳しい人で、食事のことで言うと、昼食に冷や麦だったかそうめんだったか、茹でて冷やしてドンと盛りつけたら、
「…こういうのはなぁ、一口分ずつ小さくまとめた状態で出すものだろ? 料理ってのは食べやすく、見た目も整えて出すものであってなぁ? あんまり手を抜かないように」
と、噛んで含めるように説教してくる人でした。
しかし出来合いの合わせ調味料を使うとか、デパ地下の総菜が食卓にのぼることは、全く気にならないようです。
男子厨房に入らずでお湯も沸かさない人ですが、目の前の食卓が整ってさえいれば、厨房で何が行われているかについてはうるさく言われませんでした。

…ええと、誤解されそうなので言っておきますが、存命です。すっかり年をとって丸くなったというか薄まったというか、「厳しい」という感じではなくなっているのです。

閑話休題。
食事って毎日のことですからね。
手間ヒマかける選択肢も含めて、時間がないとか、どうしても不得意だとか、そういうメンバーの事情に沿って、各家庭で毎日回して行ける方法を築き上げるほうにこそ、努力と歩み寄りが必要じゃないですか、という話で。
そのうえで、出て来たものは黙って、感謝して食え。

しかしなんで、クックドゥとか固有の商品名? わかりやすいけどさ。

■「クックドゥ」めぐり議論勃発 「彼女には使って欲しくない」「文句言うならカレーはスパイスから調合しろ!」
(キャリコネ - 06月28日 19:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4066630
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