3日目の25日の土曜日、当初の予定では東京に行くつもりでした。
しかし、雨の予報だったので、行く気力が失せていました。
前日の新潟の疲れが残っていた事もありました。
しかし、朝起きてみたら雨は降りそうにありません。
朝食を食べている内に、折角の機会だから行こうかと言う気になりました。
密かな楽しみもあったものですから^^
家を8時過ぎに出て、新幹線に乗りました。
列車を選ばなかったので、混んでいるのに乗ってしまい、
宇都宮から大宮までの30分弱、立ちっぱなしになりましたが、
大宮で降りる人が多く、座れました。
東京駅に着いて、山手線に乗り換えて有楽町に行きました。
目的の場所は、出光美術館でした。
しばらく前から同館の開館50周年を記念して「美の祝典」が開催されています。
目玉は国宝の伴大納言絵巻で、上中下3巻を3期に分けて展示しています。
源氏物語絵巻、信貴山縁起絵巻、鳥獣人物戯画と並んで四大絵巻物と称されますが、
この中で唯一、応天門の変と呼ばれる実際の出来事を描いています。
上中は既に公開が終わりましたが、デジタル化された映像で話の筋は分かります。
伴善男を捕らえに行く時の検非違使の役人達の緊迫した表情、
捕らえた後のホッとした表情など、巧に描き分けられています。
伴善男の妻女達の嘆き悲しむ様もよく描かれていました。
この他、歌麿や北斎の美人画も出ていましたが、
最も興味を持って見たのが、
祇園祭礼図屏風、南蛮屏風、洛中洛外図屏風、江戸名所図屏風などの屏風でした。
僕は、これまで余りこのような屏風が好きではありませんでした。
立体感がなく平板な感じで絵としてはどうかと思っていたからなのですが、
3月に川越市に行った時に、
博物館で江戸時代初期の徳川家光の狩りの様子などを描いた屏風を解説して頂き、
風俗が丹念に描かれている事が分かりました。
そして5月に東京の国立博物館に行った時に、新しく国宝となった、
岩佐又兵衛が描いた「洛中洛外図屏風」を見て、
屏風絵を見るのが好きになってしまいました。
当時の風俗や城や寺院などを含めた町の様子が細かに描かれていて、見飽きません。
今回見た屏風でも、祇園祭礼図屏風では祇園祭の際の山鉾などが描かれていて、
桃山時代から現代に姿を変えずに伝わっているのが分かりました。
そんな事から丹念に美術展を観ました。
出光美術館は皇居が見渡せる場所に休憩所があります。
多くの人がいましたが、何故か1番前が空いていたので、そこで休みました。
折角最前列に座ったのだから皇居の様子を撮ろうと思いました。
他に写真を撮っている人はいませんでしたが、撮ってはいけないとは書いてありません。
桜田門から二重橋、宮内庁の建物などを撮りました。
そうすると、やはり現物も撮りたくなってしまいました。
出掛ける時には、その翌日の事もあるので、美術館だけで帰ろうと決めて来ました。
周囲には、旧法務省の建物や日比谷公園などまだ撮っていない所がありますが、
それは撮らないと硬く心に決めて桜田門から二重橋まで行く事にしました。
皇居の周囲はランニングをする人が沢山いました。
また、とにかく外人が多かったですね。
二重橋の所の正門の前で写真を撮っている人は沢山いましたが、
日本人は僕だけだったような感じでした。
正門の両脇には、皇宮警察の方だと思いますが、
お2人直立していて、微動だにしません。
いつ見ても素晴らしいものだと思います。
二重橋から有楽町駅前に戻り、密かな楽しみの万世の排骨(パーコー)麺を食べました。
普通のラーメンに豚肉の唐揚げが載っているですが、僕は好きです。
僕が30歳になる前の若い頃から、この排骨麺が好きな上司がいたので、
東京に出ると、よく食べていました。
最後に食べたのはいつかと調べてみたら、
2012年3月9日に食べたと日記に書いてありましたので、4年ぶりです。
ちなみにその日記には、その前食べたのは2006年7月13日だったと書いてありました。
ほぼ5年に1度程度食べている事になりますね^^
久しぶりに食べられて満足しました。
どのようなものか、下記に写真があります。
http://www.niku-mansei.com/contents/03menu/03menu04rahmen.html
そのまま東京駅に出て、新幹線で帰って来ました。
僕は東京に遊びに行くときは、ほとんど在来線です。
新幹線は料金が倍以上になりますし、
グリーン車に乗っても片道1500円は安いはずです。
時間は、在来線は新幹線の倍くらい係りますが。
新幹線に乗りながら、やはりこの方が楽だなとは思いましたが、
これまでの方針は変えないようにしようと考えていました。
撮った写真を下記にアップしましたので、宜しければご覧下さい。
http://photozou.jp/photo/album/2882708
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