…「REVOLVER」/THE BEATLES
今年は、THE BEATLESが来日してから50周年。
ここの所、THE BEATLESについては毎年、50周年がつくわけで、おそらくこの現象は2020年あたりまで続くと思われるわけですが、THE BEATLESが再評価されるきかっけとなる、という意味ではいいのかもしれません。
僕の場合、THE BEATLESといえば歴史的な部分というのはあまり興味はなくて、どちらかというとアルバムや曲を楽しむタイプ。
なので、来日して50年、というよりも50年前に発表されたのが、"Rain"や"Paperback Writer"、「REVOLVER」がといった作品だった、というのがピンときます。
この頃のTHE BEATLESというと、ライヴバンドとしての限界を感じ、レコーディングアーティストとしていよいよ舵を切っていく、という時期で、その代表曲といえばテープの逆回転を使った"Rain"や、サンプリングを使った"Tomorrow Never Knows"といったサイケデリックな曲です。
一気に実験色が強くなった、ポピュラーソングとは言えないこれらの曲を、THE BEATLESがやった、というのは大きな意味があるような気がします。
だって、当時の彼らといえば押しも押されぬ大人気アイドルバンドだったわけで、決してアンダーグラウンドな存在わけで、その影響は当時、相当なものだったのでないでしょうか。
今聴いても、まったく色褪せていない、不思議な世界。
THE BEATLESの偉大さは、こういった新しい音世界を、トップにいながらその座に甘んじることなく意欲的にチャレンジしていった姿勢にあるのではないかと思うのです。
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