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2016年06月24日13:05

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こそだてマイドラゴン

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。

今回プレイしたのは、ファミコンソフト「サンサーラ・ナーガ」です。
ビクターより発売のRPGですね。

ストーリーは、主人公が「竜使い」となるため旅をする話。いっぱしの竜使いになってからも話は続き、やがて世界を救うレベルのイベントも待ち受けています。

舞台はファンタジーで、密教というか仏教やヒンズー教の色が強く出ています。牛を神聖視していたり、大陸の形が亀の形をしていたり、マントラや、アムリタ、ターラ、アルシンハといった言葉が出てきたり。
そもそもタイトルがサンスクリット語で「輪廻の竜」という意味だそうです。

ストーリー面では、王道というよりは変化球、ジョークやネタもかなり多いように思います。
まず主人公が竜使いを目指すため、村の宝である竜の卵を「盗む」ところから変化球。ここで1枚絵が使われるわけですが「スタコラサッサ」という表現が似合う盗み方で、笑わせてくれます。
しかもこの卵、竜ではなくダチョウの卵で、生まれたばかりのはずのダチョウはすでに成体で走って逃げ出し、追いかけていくとその先で本物の竜の卵に出会うことになる・・・と、こんな調子。
イベントで最初にとってくるアイテムが「竜のウ〇コ」とかもうねw
ただRPGの進行としては問題なく、大陸中央にある王都を軸に各地を旅する流れはワクワクしました。

そして、何と言ってもこのゲームの最大の特長は「竜の育成」です。
卵の状態から、竜の赤ちゃんを誕生させ、エサを運び、予防接種やおもちゃを与え、一緒に冒険するようになってからも食べさせるエサ(モンスター)を厳選し。
主人公はレベルアップなど成長は一切しないんですが(装備品でのみ強化していく)、その代わりに竜をしっかり育てていくゲームです。
食べさせるエサによって成長するパラメータが変化し、その内容によって将来のタイプが変わってくるのもいい。

また、お金は、単純に敵を倒して拾うものではなく、倒した敵を獲物として持って帰って売り払うことで得られます。
ここでプレイヤーは「竜に食べさせるか、獲物として持って帰るか」の選択を迫られます。さらに、竜に食べさせるのは「HP回復目的」と「レベルアップ目的」があるので、場合によっては3択にもなるわけです。
このあたりのバランス取りが面白いですね。
複数の敵を倒しても「こいつは食べさせて、こいつは持って帰ろう」とか。
ゲーム後半になると「料理セット」というアイテムのおかげで、主人公もモンスターを食べることができるようになります。
今まで自分が育ててきた竜と一緒に、倒したモンスターを食べる。
親として感慨深いものがあります(考えすぎィ!)

また、ネタ要素的なものとして、フィールドコマンドの中で、「はなす」のすぐ下に「たたかう」があります。
これを選ぶと、一部の例外を除いてほとんどの村人や動物に戦闘を仕掛けることができ、倒すことができます。
・・・が、もちろんデメリットもしっかり用意されていて、攻略に関していえば一度も使わなくても問題ないコマンドです。
それぞれの村には申請な「べこ」がいて、これを殺して売ればお手軽にお金を稼ぐことができますが。
まあ、どうなるかは実際にプレイしてみてくださいw

実は、ぼくは「サンサーラ・ナーガ2」を先にクリアしていて、こっちをプレイするのは今回が初めてだったんですけど。
正直、こっちのほうがずっと面白かったという印象です。
特にラストからエンディングにかけては、こっちはしっかりと字幕で説明してくれているので、何が起きたか分かりやすかったですね。
むしろ「2」のラストの説明不足な感じは、こっちをプレイしていることが前提で「察しろ」といわんばかりの端折りっぷりだと、今になって思います。

まあそれはともかく、細かい要素を楽しむために、もう一回プレイしてもいいかな、と思える内容でした。
今回は蒼竜になったので、次回は白竜を目指してみたいですね。
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