レヴェナント・シビルウォー観てきたよ

■レヴェナント 甦りし者
開拓時代のアメリカで、息子を殺された男が復讐する話。ただそれだけなんですが、主人公がぼろぼろで、凄く痛々しいのです。山の中で狩猟を生業としている（正確に言えば、山の中のガイド役）らしいのですが、グリズリー（子連れの母熊、いっちゃんヤバい奴です）に襲われて全身噛まれてぶん回されて、瀕死の重傷です。ライフルとナイフで立ち向かうんですが、これで熊を殺せちゃうのはちょっとウソでしょっていう大迫力。しかも冬山で雪積もってて、寒そう。水の中にざぶんざぶん入ってくのですが、低体温症で死ぬでしょう、濡れた衣服もろくに乾かせ無さそうだし……。死なないのが不思議なくらいの傷を負いながらも、怒りと憎しみを糧にサバイバルする主人公の姿に、息を呑む。大迫力の自然、ダイナミックなカメラワークも素晴らしいです。こりゃあディカプリオもアカデミー取っちゃうわけですよ。お奨めです。長いけどね。

■シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
あまし期待しないで観に来たのですが、これが意外や面白かった。ストーリーというのはそう難しいものでなくて、ヒーロー活動を国連管理化にという勧告に従うか否かで、アヴェンジャーズがキャプテン派とアイアンマン派に別れて戦う話です。なあなあで予定調和的に争うのではなくて、最終的にはかなりガチな戦いになるので楽しめました。中盤のヒーロー大戦も、それぞれ持ち味を活かしたアクションてんこもりで面白かった！（殿下って呼ばれてたマッチョ黒猫はなんでしょう？　シネマティックユニバースに出てた？）　エピローグを観ると、この話はスパイダーマンに続くようですね。スパイダーマンもたっぷり活躍してくれたので、楽しみです。アメイジングよりも好感の持てるキャラでした。