望月三起也氏逝去

　さっき知りました。

　ワイルド７シリーズの著者として有名な望月三起也氏が亡くなったそうです。
　ワイルド７シリーズは、個人的には好きな漫画の一つで、今でも時々読み返すことがあります。

　望月氏は、少なくともワイルド７では、主要な登場人物を次々と殺してしまうので、(現実にこんな組織があったら、一年もたないかもという設定ではありましたが、)読んでいて非常にはらはらさせられる作家でした。小説・漫画・映画を通して、今まで接してきた作品の中では、一番簡単に主人公側の登場人物が入れ替わる作品だったと思います。個人的には、ワイルド７は、「コンクリートゲリラ事件」まで(つまり、オリジナルのメンバーが揃っている作品)が好きでしたが、どの作品も作品中に独特の緊張感があり、映画やテレビドラマでは表現できない迫力がありました。私は、望月氏は第一級のサスペンスアクションものの作家であったと思います。

　しかし、今年は特に、個人的に好きだったクリエーターの訃報が相次ぐ年だと思います。
　この3ヶ月あまりで、デビッド・ボウイ、モーリス・ホワイト、キース・エマーソン、江戸屋猫八の訃報に接しています。

　私自身もすでに50歳を超えているのですから、私が子供の頃すでに大人だった人たちが亡くなるのは当然なのでしょうが、なんか不穏な2016年です。