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2016年04月07日00:55

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植物は毎日が戦いと進歩

 丁度桜の季節なので植物の事を載せてみます。
色んな花がどんどん咲く季節になって来ますが、同時に雑草が邪魔になる時期でもありますね、綺麗な花だけ愛でていたいのに何て邪魔な草が多い事と誰もが思うと思いますが、植物達は子孫を残そうと必死にせめぎ合っているのです。
 最も増えた外来種と言うと、黄色い花を沢山付ける「セイタカアワダチソウ」ですね、実はこの草がどんどん増えた訳は、根から他の植物枯らす毒素を出しているからなんです。だから、次々他の草が枯れ、アワダチソウが全国的に増えて行ったのですが、近年増え過ぎて今度は自分の毒で仲間を枯れさせ始め、減少し始めています。

 植物には花粉を風で受粉させる風媒花や虫を利用する虫媒花などそれぞれ独自の進化をしていますが、植物を腐らせる菌類が無かった頃の物が堆積したのが石炭です。その後地上に菌類が生まれた事で腐敗する様になり石炭は出来なくなります。

 また、菌と共生する植物も多数あります。松などはその代表で、根を綺麗に洗って植え替えすると枯れてしまいます。盆栽をしてる人でも知らない人も多い事ですね。

 葉っぱも進化しています。葉脈を見ると分かりますが、イチョウの葉は葉脈が真っ直ぐ伸びていますが、桜などの葉っぱの葉脈はまるで迷路の様になっていますが、これは虫に食われたり穴が開いた時のう回路と言う訳で、イチョウの方が数千年も古い植物だから進化の差が分かりますね。
 
 また、藤のような蔓性の植物は他の木を乗っ取り、しまいには絞め殺して自分が乗っ取ります。良く私達が食べる葛(くず)の木もそうした乗っ取りをする強力な植物です。アケビなど山菜としてまた秋の味覚で楽しめる植物も他の植物にとっては危険な植物なのです。

 綺麗な花のキキョウも、実は虫が食べません。根にも葉にも毒を持っていてアリも寄り付かないのです。でも、それがまた薬にもなり漢方薬として人間は利用していますが、そう言う物は数え切れない程沢山ありますね、猛毒のトリカブトがあれば、アオカビから作ったペニシリンまで色んな恩恵を受けているのも自然からの恵みなのでしょうが、まだまだ解明されていない事が多く、ひょっとすると人類より進化しているのかも知れないですね、何故なら、1000年以上も生きられるDNAをすでに作っているのですから・・・(~_~)
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