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2016年04月02日19:50

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読書メーター2016年3月のまとめ。

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:1280ページ
ナイス数:7ナイス
http://bookmeter.com/u/415770/matome?invite_id=415770

■罪と罰 中 (岩波文庫)
読了日:3月2日 著者:ドストエフスキー,江川卓
http://bookmeter.com/b/B00QT9X7SS

■罪と罰 下 (岩波文庫)
このお話をロシア文学の教材として読むのなら,この岩波文庫版は適しているかもしれない。▼「小説」「物語」として読みたい方には,新訳が出ているようなのでそちらをお勧めする。▼その原因は本書の訳注にある。訳注は「翻訳者がつけた註釈」であり註釈は「補足的な説明」のはずだが(いずれも大辞林より),本書の訳注には補足的な説明にとどまらない独自解釈が延々と開陳されているものが少なくない。▼物語自体は,初めのうちは少し焦らされたが,中盤以降の畳み掛ける展開に引きずり込まれた。しかし,物語のテーマはあまりよく分からなかった。
読了日:3月8日 著者:ドストエフスキー,江川卓
http://bookmeter.com/cmt/54710110

■守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
上橋菜穂子さんのお話を読むのは,「鹿の王」「獣の奏者」に続きこれが3作目。まだ一部を読んだだけだが,私はこの「守り人シリーズ」がもっとも好きになりそうだ。▼生命が生まれ育つ過程では,他の生命を犠牲にすることが少なくない。というより,それは必須のことかもしれない。そこを真正面から見据え,それでも自分の命を全うし他者の命を全うさせるために力を尽くす。そこから生まれる,生命と生命との絆。▼シリーズ全巻を読み終えてから,もう一度この「精霊の守り人」を読んでみよう。そのときに自分が何を感じるか,今からそれが楽しみ。
読了日:3月10日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/cmt/54771154

■守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
読了日:3月15日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/b/B019IJRR54

■守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人
読了日:3月17日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/b/B01AXHPA86

■守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人
まだ「守り人シリーズ」全巻を読み終わってはいない人に,ひとつだけ。巻末の「佐竹美保『虚空の旅人』制作ノート」は,シリーズを読み終わってから読んだ方が良い。この「虚空の旅人」だけではなく続巻「蒼路の旅人」についても記されているので。▼チャグムとシュガがこの先,どんなふうに成長し,変わっていくのか。早く続きを読みたい。▼2016年3月中旬時点では,守り人シリーズはまだ6巻までしか電子書籍化されていない。7巻以降の速やかな電子書籍化を希望。
読了日:3月18日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/cmt/54955409

■守り人シリーズ電子版 5.神の守り人 上 来訪編
読了日:3月19日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/b/B01CCE038U

■守り人シリーズ電子版 6.神の守り人 下 帰還編
バルサが,少女の想いを守ろうとすること。タンダが,少年の想いを助けようとすること。それら「人」の想いが,実は「社会」の在り方の根幹につながっているということ。▼「社会」のことだけを考えてもいけない,「人」のことだけを考えてもいけない。▼そのことを「人」の側から映し出そうとするのが,この「守り人」シリーズのうちの,バルサを中心に据えたお話なのだろうと思った。
読了日:3月20日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/cmt/54996529

■山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)
NHKで放映された,宮崎吾朗監督によるTVアニメ「山賊の娘ローニャ」が,この岩波少年文庫版を映像化したものであることがよく分かった。▼翻訳者である大塚勇三さんはアストリッド・リンドグレーンの著書のほとんどを翻訳した人として知られている。しかし,「名探偵カッレ君」(翻訳は尾崎義さん)からリンドグレーンの世界に入った私には,大塚勇三さんの日本語には違和感がある。▼それはともかく,ローニャが生き生きと走り回っている姿に再会できたのは,良かった。
読了日:3月23日 著者:アストリッド・リンドグレーン,大塚勇三
http://bookmeter.com/cmt/55089516

■守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人
「人」の想いは「社会」の在り方の根幹につながっているので,「社会」だけを考えてもいけないし,「人」だけを考えてもいけない。▼そのことを「人」の側から映し出そうとするのがバルサを中心とする「守り人」の物語であるのなら,「社会」「統治者」の側から映し出そうとするのがチャグムを中心とする「旅人」の物語だろう。▼次の「天と地の守り人」で,バルサの物語とチャグムの物語が再びひとつになるという。早く,読みたい。▼2016年3月末時点で,「天と地の守り人」3部作はまだ電子書籍化されていない。速やかな電子書籍化を希望。
読了日:3月24日 著者:上橋菜穂子
http://bookmeter.com/cmt/55136175

■のうりん11 (GA文庫)
実はパロディの元が分からないお話がいくつかあって,あまり楽しめなかった部分はある。「大農家になろう」が「小説家になろう」のパロディであるようだけど,私はそもそもネット小説と全くご縁がないので,いまひとつ分からなかった。▼最後の第X限が,お話を次につなげているのだろう。でも,この展開はどこかで予想できたものなので,そこはちょっと残念。▼ここまで読んできたのだから,まあ,おしまいまでつきあうことにはしようかな。
読了日:3月28日 著者:白鳥士郎
http://bookmeter.com/cmt/55211640

■のうりん12 (GA文庫)
短編集というよりは,番外編を集めたものというべきか。▼「現実ゲーム」は面白かった。雪見鍋は食べてみたいなぁ。▼全体として,楽しませてもらいました。本編の箸休めとして。
読了日:3月30日 著者:白鳥士郎
http://bookmeter.com/cmt/55289873


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