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2016年01月25日05:43

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「超論暴論」外論〜女子に続いて男子も逆転で頂点!男女揃っての優勝は、史上初である

 先週、京都市で行われた皇后盃都道府県対抗女子駅伝では、愛知がアンカーで走った日本郵政の鈴木亜由子が区間2位の好走で3人を抜き、初めての栄冠と相成った。それに刺激されたのであろうか、日曜日に広島市で行われた天皇盃都道府県対抗男子駅伝でも愛知が5区で逆転し、15年ぶりの頂点で男女揃っての頂点に立つ。都道府県対抗駅伝は男子の大会が始まってから20年超になるが、男女が同じ年に優勝するのは初めての快挙である。
 広島市の平和記念公園前を発着点とする7区間、48.0Kmのコースで行われた男子の大会は、地元の広島や埼玉が優勝候補の筆頭に挙げられていたが、愛知も今回は並々ならぬ思いで大会に臨んでいた。昨季の大会はあの忌まわしきたすきの投げ渡しで失格処分となったために、今回はリベンジすべくこの日に照準を合わせ、広島入りしたのである。小雪の舞う広島市内で始まったレースは1区で首位と15秒という好位置に付けた後、8位でたすきを受けた3区のトヨタ自動車の田中秀幸が区間賞の走りを披露して、順位を2位に押し上げる。続く4区でも愛知高校の三輪軌道が同じく区間賞の走りを見せて首位に浮上すると、その後は着実にリードを広げて、アンカーであるトヨタの山本修平がトップでゴールに駆け込む。先週は時習館高校在学時の同級生であった鈴木が1等賞のテープを切ったが、今度は山本がその役を果たした。
 「中学生や高校生が良い展開でつないできたのが大きい」と語るアンカーであるが、当然ながら自身も鈴木に刺激されたのは言うまでもない。大会直前に鹿児島・徳之島町で合宿を行なった時に彼女にあったというが、その時に「鈴木がトップでゴールをしたなら、自分も負けられない」という気持ちになったのは言うまでもない。最高の形でリベンジを果たした愛知の佐藤敏信監督(トヨタの監督でもある)は「7人が自分の役割を果たしてつないだ結果なので、素直にうれしい。去年は悔しい思いをしたので、県民の期待に応えられて良かった」と勝利の弁を語る。
 最高気温が2℃と厳しい寒さの中で、愛知は熱く燃えて頂点に立った。7人のメンバーにとっては一生忘れられぬ勝利であるし、後世に語り継がれる最高の走りであったと言えよう。

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