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2016年02月06日15:53

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青空と雪と樹氷の北横岳

2月1日、厄払いのために次男が松本から帰省した。
3日に戻る次男のランクルに乗って私も松本に行く。

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2月4日

松本駅から茅野駅に向かう。
電車の中で地図を広げると・・・
ええええっ!?
持ってきたのは何故か南アルプス南部の地図。
おいおいおい・・・
今日は、北八の北横岳に行く予定なのだ。
昨日確認していれば、息子のところに八ヶ岳の地図はあったはずなのに・・・

茅野駅のバス券売り場に簡単な地図があった。
まあ、これでなんとかなるだろう。

バスで北八ヶ岳ロープウエイ駅に行く。
今回はロープウェイを使ったお手軽な雪山歩きだ。
雪山の経験が浅い私でも行けそうな山だ。

前日にモンベルでバラクラバ・・・昔は目出帽と言ったよねえ〜〜〜と手袋は買った。だが、アウターはレインウェアだ。今迄行った雪山ではレインウェアで間にあった。
モンベルの店員さんも平気でしょうと言ってくれた。

ロープウェイを下りると、真っ青な空の下に樹氷の世界が待っていてくれた。

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南アルプスや中央アルプスもくっきりと見える。

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他の登山者がアイゼンをつけていた。北横岳ヒュッテでつけようと思っていたが、私も最初からつけることにした。トレースはしっかりしていて雪はしまっていそうだ。
ヤマレコで軽アイゼンでも平気と書いてあったので6本アイゼンにしたが、他の人は10本や12本のようだ。

道には竹の棒がささっていたりロープが張ってあったりする。トレースもしっかりしているので迷うことはなさそうだ。

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北横岳ヒュッテに着く。ここまで1時間かかると思っていたが、45分で着いた。
無雪期よりも歩きやすい状態になっていた。

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山頂からの展望を早く見たいのであまり休まないで進む。
森林限界を超える。
南峰に着く。
でも、もっと先の景色が見たくて北峰に向かう。
大きな樹氷が素晴らしい。

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北峰に着く。

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南八ヶ岳、南アルプスの展望が素晴らしい。
間近には蓼科山、その奥の北アルプスには雲がかかっている。

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大きく発達した樹氷の形も面白い。

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山頂は予想していたほどは寒くなかった。
やっぱりバラクラバのおかげかな。
山頂で出会ったご夫婦のご主人がいろいろと写真を撮ってくれるのでありがたい。

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それでも20分いると風も出てきて寒くなってきた。
充分満足したので下山する。

北横岳ヒュッテで、先のご夫婦と話をする。
お二人は縞枯山まで行くと言う。
私も時間があるので行きたいと思っていた。だが、一人ではちょっと不安だったのでご一緒させていただく。

縞枯山荘の近くには軽装の外国人の観光客や長靴のカメラマンがいた。
ロープウェイ駅から縞枯山荘までなら平坦な道だ。

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雨池峠に着くとご夫婦は昼食にすると言う。
私もお腹がすいていたが、一人で歩きたいとも思ったので休まないで縞枯山に向かった。
途中でチョコや羊羹でお腹を満たす。

縞枯山への登りはけっこう急だ。アイゼンをきかせながら登る。
縞枯山山頂は全く展望がなかった。
その先の展望台に向かう。

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展望台に着く。
北横岳からとはちょっと角度を変えた南八ヶ岳の山が見えた。茶臼山が近い。

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青空と雪と樹氷を堪能できた。
満足な気持ちでロープウェイ駅に向かう。

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バスまでは時間があるのでゆっくりしてもよかったが、すぐにロープウェイが出るようだ。
思わず乗ってしまう。
ロープウェイからは八ヶ岳がまた違った角度で見える。
眼下にはトレースが見える。ロープウェイを使わないで下る人もいるんだな。

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バス停にいると、山頂で会ったご夫婦が下りてきた。
帰りはロープウェイに乗らないで下ったそうだ。
「40分くらいしかかかりませんでしたよ。雪もしまっていて下りやすかったですよ。」
そうか、今度来たときは私も歩いて下ろう。

1時間ほど待ってバスに乗る。茅野駅から松本駅に向かう。
4時間ほどのお手軽な雪山歩きだったが充分満足していた。

松本駅の改札口を出る。
懐かしい顔の女性が手を振っている。大学時代の山仲間の楓ちゃんだ。長野市から出てきてくれた。

駅近くの居酒屋で乾杯する。まずは生ビール。
実は山では何も飲まなかったのだ。冷たいものは飲みたくなかった。
コンロやコッヘルを持って行ったがお湯を沸かすのが面倒だった。
カップ麺も食べずに、パンを少しかじっただけだった。

「はい、お土産!ザックに入れて帰ってね!!」
「ええっ!2本も!?」

「友達への想いの詰まった重いお土産よ。」
山ならペットボトルに移し替えていくだろうに・・・
2本で2キロ以上になったありがたいお土産です。

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翌朝、ずっしり重くなったザックを背負って松本駅前のバスターミナルまで30分歩く。
白い峰々が輝いていた。

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ありがとう、松本。
またこの季節に来ますね!!

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