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2016年01月16日18:47

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「超論暴論」外論〜育成契約で再出発!多村仁志は中村紀洋の再現となるのか?

 10年前のワールド・ベースボールクラシック(WBC)では、現在の福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長が指揮官であった日本代表=侍ジャパンの主力として大会制覇に貢献し、ホークスでも主軸として5年前の日本シリーズ制覇に貢献した多村仁志が、その時の対戦相手であった中日ドラゴンズと育成契約で移籍した。今季は横浜DeNAベイスターズでわずか4試合という一軍出場で、打率も1割台の上に本塁打も打点も共になしという状況では戦力外となってもしかたがないが、そんな多村に手を差し伸べたのがドラゴンズである。
 背番号215、年俸300万円というところからの再出発ではあるが、谷繁元信監督も落合博満ゼネラルマネジャー(GM)も多村を貴重な戦力と見ているという。西山和夫球団代表も「彼の力が必要なので、獲ったまでの事。谷繁監督も落合GMも意見は一致している。しばらくは育成という形で様子を見て、支配下契約に移行するかどうかを決めたい」と語るが、このやり方は9年前にオリックスバファローズを戦力外になり、そしてドラゴンズと育成契約を結んだ中村紀洋と似た形と言えよう。現在は「浪人中」の中村であるが、あの時はオープン戦で結果を残して開幕前に支配下契約に移り、そこから三塁の定位置を得て大活躍したばかりか、セントラル・リーグのクライマックスシリーズ(CS)で2位から勝ち上がって臨んだ日本シリーズでも打ちまくってシリーズ制覇に貢献、最優秀選手(MVP)にまでなった事は記憶に新しい。
 ドラゴンズが現在補強のポイントの1つとしているのが、代打としても使える右の長距離砲で、その役割を昨季までは和田一浩氏が担ってきた。若返りを図って彼のユニフォームを脱がせたのに、ドラゴンズでは野手最年長となる多村を獲ったというのは若干解せぬところもあるが、もし支配下に昇格して活躍すれば、それでも良いのであろう。
 「現役続行を決めたものの、どの球団からもオファーはなく、最後に声を掛けてくれたのがドラゴンズ。野球ができる事に身が引き締まる」と語る背番号215。この背番号が開幕までに軽くなり、中村の再現となるような活躍をしてほしい。

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