日本の経営者がもっとも楽観的 日中韓の経営者は世界経済をどう見ている?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=3796664
今日本経済復活の足を引っ張っている元凶は、金属労協の裏切りですね。
企業の好業績にもかかわらず、相応の賃上げ要求を拒否するという決定。
その背景にあるのは、加工貿易立国という思いこみです。
日本の自動車以下の機械工業と、その部品の競争相手が、中国や韓国、世界の
VWの工場群だという信念です。
賃上げは、その競争条件を不利にして、企業の経営状態を悪化させると言うこと。
本当にそうなのか。
現実の日本は、自動車の輸出国ではありません。
自動車産業は、とっくに日本の輸出産業ではなくなっている。
VWtが世界に展開している工場群と競合しているのは、すでにトヨタがタイやメキシコ、
さらに消費地である、北米や中国に展開している工場群なのです。
自動車部品ですら、タイやメキシコでの生産にシフトしている。
国内工場の賃金水準は、その全体としての競争力に、ほとんど影響しなくなっている。
すでに日本は、加工貿易で食っているのではない。
むしろ東アジア全体の賃金水準の上昇に伴う、アジア中間層の訪日インバウンド消費
や、訪日時に体験した日本の内需向けサービス業の、アジア全域への展開と、その
リターンこそ、日本経済を支える主力産業に成長している。
すでに中国や韓国ですら、加工貿易立国の時代は終わろうとしているのです。
日本の主流労組が、金属労協の賃上げ水準を基準にして、賃上げ要求を決めることは、
まさに時代遅れなだけでなく、日本の労働者、そして日本経済そのものに対する裏切り
なのです。
時代はとっくに変わってしまっているというのに。
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