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2015年12月11日00:23

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「火垂るの墓」野坂昭如さんが死去、直木賞作家&タレントでも活躍。

「火垂るの墓」野坂昭如さんが死去、直木賞作家&タレントでも活躍。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=3752920

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「火垂るの墓」などで知られる直木賞作家の野坂昭如さんが、12月9日に亡くなったことがわかった。85歳だった。

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野坂さんは1930年に神奈川・鎌倉で生まれ、戦後に上京。7年間在籍した早稲田大学第一文学部仏文科時代にCMソング、コント、テレビ台本などの執筆を始めた。1967年に「火垂るの墓」「アメリカひじき」で直木賞受賞。同年には歌手デビューも果たしている。

1983年には参議院選挙に出馬し、比例代表で当選。しかしその半年後に衆議院選挙に出馬するため辞職し、新潟3区で田中角栄と票を争ったが及ばず落選した。

テレビ番組にも多数出演し、タレントとしても活躍したが、晩年は脳梗塞を発症し在宅介護を受けていた。
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この人の主張は何を言っているかさっぱりで、心を動かされたことはないけど、この人の声から感じられる、分かり合おうとする情熱であったり、何か焦燥感の中で、それでも悠然といようとする、心の持ち方みたいなものは、非常に好きだった。

その話し方が好きだった、そういう気がする。

印象としては無頼だけど、しょせんは向こうから入ってきたファッションで固めたものだし、黄色いサルだから、あまり似合っているとは思えなかった。照れ隠しと言っている人もいたがなるほど、そうだろうという気がする。

確かに何か言いたいことがあったんだろうとは思う。だけれども、それが何であったか、結局、聞いてない気がする。何を言っても相手から、嘘つけ、と返答されるのが、これほど似合う人もいないのではないか。

そこが大したもので、飄々とした感じがいいんだな。

火垂るの墓も、あの映画にならなければ、もう埋没しているんだろうし、今や、この人の何が時代に残っているんだろうと思ったりするけれど、おそらく、声と話しのリズムがずっと残るんだろうと確信している。

それは何ものにも変え難いものだ、それは、記憶となって残っている気がする。この人は作家なんかじゃない。稀代の弁士だったのだ。それをテレビが残してくれている。

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