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2015年11月26日22:34

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アラカン3人の探検ごっこ

11月26日

今日は、相方と隣の集落のMさんと3人で色川の里山歩きをした。
相方とMさんはなんと誕生日が1日違いの還暦おじさんだ。

待ち合わせは9時。
だが、今朝はNHKの朝の情報番組「アサイチ」で色川のことが紹介されるというので、それを見てから家を出た。
ちなみに番組では色川の若きハンターH君が色川の獣害について説明したり、E子さんがジビエ料理を振舞いながら、「鹿も獣害なんて言われて一生を終えるんじゃかわいそうだから、最後はその命をありがたくいただかなくちゃ。」なんてことを話していた。

Mさんと落ち合うと2台の車で下流の小匠の集落に行き、Mさんの車をそこに置いて、うちの車で籠の集落に向かった。
ここから山道を通って小匠まで歩くというのが今日の予定だ。
途中の西ノ峠までは以前案内してもらったことがある。だが、そこから小匠までは歩いたことがない。ほぼ南に下る道だ。
地図とコンパス頼りだ。

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途中には季節外れのツツジが咲いている。最近気候がおかしいのだ。
木々の向こうには妙法山が見える。その懐にはMさんが住む小阪の集落が見える。

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1時間ほどで西ノ峠に着いた。
ここは山の中の交差点で、籠、直柱、高野、奥中野川の4方向に道がある。
だが、我々は地図には道のない尾根道を進んだ。

その尾根道は自然林が多い気持ちのいい道だった。

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小阪の棚田もはっきり見える。

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少しシダをかき分けて登ると標高483mの三角点があった。西のほうだけ開けて木に覆われているが、気持ちいい所だった。

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お昼にした。我々はおにぎりと糠漬けだけの簡単な弁当だったが、独身のMさんはちゃんとおかずも作ってきていた。

そのピークからは地図に載っている道だ。
だが、その先をしばらく下った先から北東にトラバースする道がわからなかった。
相方は別の尾根を下ってきたんだろうと言う。
私は疑問に思ったがそのまま南下することにした。
ところが途中から北に向かっていることがわかる。
おかしいと思って戻ると、Mさんが道があると言う。初めは不鮮明だったが、やがてはっきりと南に向かう道になった。

どんどん下って行く。
右下に車道が見えた。「もうすぐだ」と言うが、車道に着くには時間が速すぎると思った。
何かおかしいなと思いながら進んでいく。

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急な下りになった。ロープが張ってある。それで迷いはなくなった。
ロープを頼りにして下って行った。

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だが、その先は河原だった。

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川の向こうに車道が見えるが、どこから向こう側に行くのかわからなかった。
しばらく上流に向かうが、渡れそうなところはない。もう一度登りなおそうと話していると、先に行ったMさんが浅い所を渡渉して「ここからなら道に出られる。」と言った。
何とかよじ登れば車道に上がれそうだ。

山道をまた登り返すよりもいいだろう。
相方が渡渉する。だが、大きな石の上を渡ろうとして滑って転んでしまった。
2回も転びながら対岸に渡った。
それを見た私は滑りやすい大きな石の上を渡るよりは水に入ったほうがましだと思った。
膝上まで水に浸かったが転ぶことなく対岸に渡った。
そこから男性二人に押し上げてもらって、車道に上がることができた。
無事に3人とも車道に上がれてほっとする。後は車道を下るだけだ。
果たしてどのあたりに出たのだろうか。

歩き始めてすぐにトンネルが出てくる。
さらに橋を渡る。
地図で確認する。どうやら、思っていたよりもかなり上のほうで車道に出てしまったようだ。
やはり、483mピークを下ってから北東にトラバースするところをまっすぐ南下してしまったのだ。

私とMさんはズボンを、相方はほぼ全身濡れてしまったようだが、今日は温かかった。あまり寒さを感じなかった。

さらにトンネルを二つ通る。
電灯のない真っ暗なトンネルだ。

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小匠の集落に着く。
地元の方と話をする。
籠から小匠への山道は途中が崩れてもう誰も歩かないと言っていた。
もし道を間違えなくても小匠にたどり着けたかどうかはわからない。
無事に車の所に着いた、。やれやれだ。

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道のわからない山道を歩く。
こういうときにGPSがあればいいのだろうが、地図とコンパスと勘を頼りして歩くというのは里山ならではの面白さだと思う。
まあ、本当に無事に帰れたから言えることかも知れないが。

アラカン3人組が童心に帰った探検ごっこの1日だった。

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