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2015年11月10日09:45

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ブラック殲滅の覚悟

■学生の48%「労働条件でトラブルあった」 厚労省が「ブラックバイト」実態調査発表
(弁護士ドットコム - 11月09日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3704268


冒頭に、ブラック企業と呼ばれる会社を擁護する気はありません。

近年、ブラック企業やブラックバイトと呼ばれる、雇用者に理不尽を強いる使用者がメディアを賑わしています。
名だたる有名企業がその中に名を連ねる事も珍しくありません。
もちろん、これらは是正されるべきであり、過去の事に関しても何らかの補填はされるべきだと思います。

ただ、その事による影響は何でしょうか。
それは単純に考えれば「消費者への価格」だと思います。
ブラックの大半は、慢性化したデフレへの歪曲した企業努力だと思います。
それを、理不尽さをなくた適法内の雇用や理不尽のない業務を徹底すれば、その「歪曲した企業努力」が出来なくなり、会社経営が傾くか現在の価格維持が出来なくなると思います。
普通、そうなれば、企業は経営を傾かせるより先に、値上げに踏み切ると思います。
(値上げの結果経営が傾くことはあると思いますが。)

そうなれば、社会的な物価上昇にまで及ぶ可能性はあります。
確かに、ブラックに名前が挙がらないどころか、クリーンで有名な企業で、低価格路線を牽引している会社もあり、一概に「社会的な」とまではならないかもしれません。
ただ、経済はマクロもあり、どこかでつながっていると考えれば、その可能性は否めないと思います。

経済的な見方をすれば、デフレ解消ですので、悪い事ではありません。
しかしながら、それが個人の財布や家計に及ぼす影響は楽観視できません。
とは言え。
冒頭にも言いましたが、ブラック企業と呼ばれる会社を擁護する気はありません。
是正されるべきだと思うし、既にあった被害については何等か補填されるべきだと思います。
ですが、その後には価格上昇が予想されます。
ブラックを糾弾するにはその覚悟が必要だと思います。


余談的になりますが、ブラックの原因に対する一考察です。
先述の通り、最も大きな要因は、慢性化したデフレだと思います。
ただ、それ以外にクレーマー騒動に見られるような過剰な「言った者勝ち」的な風潮もあると思います。
昨今、「無理が通れば道理が引っ込む」「言った者勝ち」的な風潮が蔓延している気がします。
結果、立場が弱いものが損をする事になります。
ブラックと呼ばれる使用者と雇用者の間にもその関係が成り立っていると思います。
さらにそれには、慢性的な不況も影響していると思います。
不況故にシゴトがない、ようやく見つけた仕事を手放すわけにいかない、泣き寝入りという流れもあると思います。

<<「無理が通れば通りが引っ込む」という諺は、「だから無理を言ってはいけないんだ」と続く>>
トム&ジェリーが常に心にとめている言葉です。
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