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2015年09月26日17:51

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<福島原発事故>「津波対策を東電側拒否」の証言 調書公開

<福島原発事故>「津波対策を東電側拒否」の証言 調書公開http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3633588

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政府は24日、東京電力福島第1原発事故の調査・検証委員会(政府事故調)が関係者から聞き取った聴取結果書(調書)のうち5人分を新たに公開した。

 旧原子力安全・保安院耐震審査室の名倉繁樹安全審査官(当時)は2009年9月、869年の貞観地震級の津波が福島第1原発を襲った場合の試算について東電から説明を受けた際、東電に「具体的対応を検討した方がよい」と提案したと証言した。名倉氏は「ポンプは(水没して)だめだな」と思ったといい、「福島第2原発のように重要施設を建屋内に入れたらどうか」ともアドバイスした。

 しかし、東電の担当者から「(原発の津波評価技術を取りまとめた)土木学会の検討を踏まえないことには判断できない」「炉を止めることができるんですか」と拒否された。名倉氏は結局、具体的な対策は指示しなかったという。

 政府事故調は報告書で、東電が福島第1原発に15メートルを超える津波が襲来する可能性を認識しながら対策を怠っていた、などと指摘している。【酒造唯】
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前もって警告していたことは慧眼であり、その指摘は真っ当なものと評価されるべき。

しかし、東京電力の立場を考えれば、すぐに動けないのが道理。このような意見があちことで起きている。対策が必要な意見を素直に聞けば、対策などいらないという意見だって聞かなくちゃならない。こういうのは騒音として処理するしかなく、正式な手続き、組織を通じて決定したものに従わざる得ない。

そもそも論で言えば、東京電力は福島第一はさっさと最新に建て替えたいに決まっている。リプレースしたい。これが本音だと思う。すると、いつ建て替えるかは置くとしても、メンテナンスは最低で抑えたい。そのようなお金があったら新型にぐんと予算をかけて、能力の高いものにしたい。

しかし反原発の運動などでそう簡単に建て替えるわけにもいかない。すると時間稼ぎと世論の変化にどう対応するかは硬直せざる得ない。

つまり、まだ一応は走るけど30年前のおんぼろ車がある。新車買おうよとはいうけど、かーちゃんがうんと言ってくれなくてさ。さて、どれだけのお金をかけて維持し続けますか?という話。

指摘する側だって、そこまで見越して、意見すべき。そうでなければ喫煙所での立話の域を出ない。予算のかからない、現場でできる対応はないか、何か合意できる安全策はないか、その手続きを研究することになる。

もちろん、そこには賛成があれば必ず何らかの反論は出る。そのうえで合意を形成するのは難しい。つまりお前だって諦めたじゃないか、という結論に至る。

更に、新聞各社だって、こういう具体的な話は知らなくても、こうなるだろういきさつはよく知っているはずだから、今さら後出しじゃんけんで非難する立場になどあるわけがない。お互いに共同して次は同じ失敗をしないためにはどうすればよいだろうかと研究するしかない。

だが被害者が居るのは事実だし、誰もが留飲を下げたいだろうから、羊肉になる人物が必要。

ここでは東電の担当者がそう感じられるように明白に書かれている。つまり物語仕立てにしているわけだ。

溜飲を下げたりガス抜きさせて新聞を売りたいのが見え見え。そういう火事場泥棒のような仕事が本質にある。

さすがは毎日の落書き。
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