廃れた道具を使えることはムダですよね。
私なんてマッチどころか火打ち石すら使えません。まして木の棒と少量の炭の粉で火おこしなんて試したくもない。これから必死で学ぼうとは思いません。
いい時代になりましたねー。
一方で、こんな私でも鋼を硬い鉱石で傷つけて電光石火ピッカーと発火することは知っています。運動エネルギーを熱エネルギーに転換する、原初的なモデルですよね!
マッチは学習まんがでほんの少し勉強しました。黄燐マッチが有害だったことか。今は赤燐を「箱の方に」塗布してマッチの頭部の火薬を発火させるのでしたね。わりと覚えてた! 小学校の頃に知ったことって忘れないもんですよね。すごいな人体(大脳皮質)。
◆
小学生、82%がマッチ使えず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3614232
マッチで火を付けることができる小学生は、20年前の約3分の1−−。象印マホービン(大阪市北区)が実施した子どもの生活体験に関する調査で、マッチや缶切りを使えない小学生の割合が、20年前に比べて増えていることが分かった。
調査は今年5月、首都圏に住む小学生の母親を対象に、インターネット上で実施。330人から回答を得た。同社は、同様の調査を20年前の1995年5月に調査票を用いて実施しており、今回の結果と比較し、発表した。
調査によると、マッチを使える小学生は、全体の18.1%で、20年前の58.9%を大きく下回った。反対に「子どもにやらせたことがない」と回答した親は68.8%で、20年前(25.8%)の約2.7倍だった。
また、「包丁でリンゴの皮をむくことができる」は10.1%(20年前は36.3%)▽「缶切りで缶詰を開けることができる」は、20.7%(同50.7%)−−にとどまり、いずれも6〜7割の親が「子どもにやらせたことがない」と答えた。「タオルを絞ることができない・子どもにやらせたことがない」との回答も計19.7%あり、20年前の計2.6%を大きく上回った。
一方、「外でよく遊ぶ」79.7%(同67.9%)▽「泥だらけになって遊んだ経験がある」75.6%(同72%)−−などは20年前よりアップした。
今回初めて設けた質問で、「自分専用の携帯電話やスマートフォンを持っている」と答えたのは小学生全体で29.2%、6年生では43.3%に上った。
母親に、子どもの生活技術の習熟度を尋ねたところ、「平均的だと思う」との回答が59.5%(同54.3%)、「もっとさせないといけないと思う」は21%(同32.3%)だった。同社は「便利な道具が増え、体験の機会が減ったことが、マッチや缶切りなどを使える小学生が減った要因のひとつではないか」としている。【塩田彩】
◆
(超耳)
>同社は「便利な道具が増え、体験の機会が減ったことが、マッチや缶切りなどを使える小学生が減った要因のひとつではないか」としている。
あれっ。
マッチだけじゃなくて火打ち石が使えないことは問題じゃないんですか? 缶切りなの? プルタブありますけど、たいていの国内メーカーの缶に。
0%ですよ、推定ですけど!
いえ、もちろん反語的な皮肉です。使えなくていいので記事は「今はそういう時代なんだよね」という確認の意味で受ければいいですよね。
個人的にはブラックボックス化した道具ばかりになると不安を覚えますから、マッチはどうでもいいですけど(使い方は教わればいいんだし)ナイフへの習熟度はあんまり下げたくない気がしています。これは廃れていないですもんね。子どものうちはナイフで削る・剥くということをしなくていいけれど、大人になれば他人にそれをしてやる機会がやってきます。赤ん坊の離乳食にリンゴを剥いてすりおろすのが「できなくていい」というふうにはならないでしょうから。(お金でその技術を製品として買うという選択肢がありますけれどね)
> マッチで火を付けることができる小学生は、20年前の約3分の1−−。
20年前って Windws95 が発売された年ですねー。
GUIベースのOSに不慣れだったころの小学生は6割がマッチを使えて、4割が使えなかった感じですか。
その頃でも脚絆を巻くことができる率はおそらく0%だったでしょうね。
丁髷を結うことができる小学生もいなかったんじゃないかな。
缶詰を開けるのに銃撃する小学生も確実に絶滅していますよね。
昔のものが廃れていきますね。
進歩という病からは誰も逃れられませんね。
そういう話なんですよね?
違うの?
ログインしてコメントを確認・投稿する