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2015年10月11日20:15

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【世界遺産】住民監査請求の結果

 7月2日付けで「大阪府職員措置請求書」を提出し、8月12日付けで「補正」、8月27日付けで(出頭しての意見陳述に代わる)「陳述書」を提出していた、大阪府監査委員に対する住民監査請求について、結果の通知(府 監 第1415号)を9月25日付けで受け取りました。

 これまでの経緯↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941814399&owner_id=5141166
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1943730792&owner_id=5141166
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945587547&owner_id=5141166

 結論は「棄却」です。

 大阪府に限らず住民監査請求というものは、全国どこでも大半が「(受理しない)却下」か「(受理して監査したうえでの)棄却」となるものなので、棄却という結果自体は想定の範囲内ではありました。

 ただ、棄却という結論に至る過程については、実に興味深いものを含んでいます(本当は「含んでいない」のですが)。

 大阪府HPに、私が受け取った結果通知が掲載されましたので、関心のある方はご参照ください↓
http://www.pref.osaka.lg.jp/kansa/juminkansaseikyu/18-21jyuumin.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25122/00183069/mozuhuru20150925.pdf

「報道発表資料」というページにも同様のものが掲載されています。
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=22006

 該通知の「事実関係」と「判断」の項目には、「百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議」や大阪府自身が定めた規約や謝礼金額の基準に合致しているとの手続き論と、請求書記載の三名はシンポジウム等出席者にふさわしい「専門家」だから人選は妥当とのタテマエ論のみが羅列され、私が「請求書」「補正」「陳述書」で再三にわたり指摘してきた、「世界文化遺産の国内候補を選定する権限を持った公職者(文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会等委員)を起用することの是非」については一言も、本当にただの一言も触れていません。

(なお、「本部会議」の運営経費のうち大阪府が負担しているのはその8分の3であり、請求書記載の金額は大阪府が直接支出したものではない云々という指摘があることについては、それなら8分の3の金額を計算して書いておけば良かったかなとも思いますが、そもそも請求書記載の金額は、大阪府に対する情報公開請求によって、「該当案件に対し支出した公金の金額」として大阪府自身が開示したものです。)

 いわば「門前払い」だったわけですが、手続き論とタテマエ論に終始し、こちらの主張の核心部分には一切の論評・判断を拒否することによって、大阪にかぎらず他の世界遺産立候補自治体でも行われてきたであろう、選考委員に対する金銭提供を伴う招致活動というパンドラの箱を開くことを回避したのではないでしょうか。

 これは取りも直さず、招致活動の不明朗といった一問題を越えて、我が国を覆う巨大な「世界遺産幻想」の迷妄から自由たり得なかったという意味において、一介の弁護士や会計士や府議に過ぎない監査委員諸君にとっては、能力の埒外であったということなのでしょう。

 皇霊の永遠の静安と尊厳を奉護するため、御陵墓の世界遺産登録に断固反対します。
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