.Snow celebration　　　アイドリング！！！

Snow celebration　　　アイドリング！！！


10/5　武道館解散ライブに
行くかどうか迷い中である。

それは、アイドリング！！！を好きな人が
知り合いにいないからである。

一人で行くのもためらわれる。

おまけに、俺は鼓膜が弱いので、
武道館の大音量は、昔から大の苦手なのである。

ピンクレディーの国際フォーラムの時も
黄色い耳栓を入れた上、防音ヘッドフォンを
がっちりして、二列目で見ていたほどだ。

あの時は、撮影用のカメラが迫ってくるので、客電がつく
ＭＣの時だけ、あわてて防音ヘッドフォンを外していた。
（本人からも見えるし、カメラに映り込んだらまずいから）

そして、ヘッドフォンをしたままライブを
見るのは、周囲のファンにとって失礼である気がする。

後ろから見たら
「あいつ、他の音楽聴きながら　ライブだけ見てる？」
と思うに違いない。

しかし、アイドリング！！！は多分
人生の中で最後に好きだったアイドルとなる。
（であろう）

だから、本当は見たいのだ。

これが「ピンクレディー」だったら、一人だろうが
絶対に見に行くに決まっているが、アイドリング！！！
の場合は、ひとり観戦は気が引ける。

たとえると、みんな行くなら、
ノリで二次会行っちゃう？
みたいな気分なのだ。

しかし、アイドリング！！！の旨みは
タレント達だけではない。

ファンが殆ど、おとなしいオジサン達だ。
不思議なもので、アイドリングのファンは
おとなしい。

俺は一度だけ、フジテレビのアイドリング収録に
参加したが、その時も本当に周囲の人は
良い人ばかりだった。

隣の席の「大川藍」推しのファンの子は
俺の方をずっと見ていた。（Ｔシャツが大川だった）

その子は多分　25歳くらいだった。
そして、一人で来ていたのだ。

しかし俺は、わずか10ｃｍくらいしか離れて
いないのに、ずっとガン無視していたのだ。

きっとアイドリング！！！の話をしたかったに
違いないのに。

どこの誰かも知らない人に「ハーイ何処から来たの？」
「誰推し？」とか、気楽に話すような人ではないのだ。
俺は。

そして、AKBをはじめとして、他の現代アイドルに全く
興味がないから、どうせ話も続かない。

そして、チケットは発売されているというのに
まだ買ってもいないのだ。

当日券があるかさえ、よくわからない。

しかしながら、こんな事を何日も悩んでいる俺は
世の中的には「幸福」なんだなと思う。