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2015年07月19日12:01

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樹海ロード日高

夕張からどういうルートで行こうかと迷ったが、紅葉山を通って日高に行くことにした。
モス2世号では日勝峠は超えた事がないので、超えられることを確認しておきたいという気持ちがある。

なにせ一昨年の本州の旅で、エアコンを効かせて岐阜の白鳥の道の駅から大日岳の道の駅に登る急な坂でオーバーヒートして以来、峠恐怖症に罹っているのだ。
エアコンを止めればなんとか登れるのはわかっているのだが、未だに「峠はあまり、、」という思いがある。

だけど峠の高度は日勝峠が1122米に対し石北峠は1150米と、石北の方が高いのだ。
石北は何度も通っているから日勝も大丈夫だろうとは思う。
特に日高側はアプローチが長く、十勝側に比べれば傾斜が緩やかだし。

道東自動車道が出来てから国道274号線、樹海ロードはあまり車が通っていない印象を持っていた。
民主党政権が高速道路を土日だけ無料にするとかやっていた時には、みんな鵡川穂別のICの方向に曲がってしまい、そこから先は一人ぽつねんと走った記憶がある。

確かに交通量は少なくなったが、あの時よりは車とすれ違う。
車中泊する予定の「樹海ロード日高」の道の駅に到着。
店内をざっと見て近所の「沙流川(さるがわ)温泉 ひだか高原荘」へ。

この温泉ホテルの隣の斜面はスキー場になっていてリフトが設置されている。
団体客が一組泊まっているようだった。
近くを沙流川が流れ、キャンプ場などもある。

風呂から上がって道の駅の案内図にあった湧き水の場所を聞き行ってみる。
しかし毎度のことながら辿りつけず。
湧き水のあるような場所は大体辺鄙な場所なのだ。

大体辿り着けるのが3割くらいか。
野球選手なら十分良い成績なのだが。

道の駅で買い物を済ませて、駐車場の脇の芝生にテーブルと椅子を置き酒を飲み始める。
日高町などは鵡川、日高門別といった太平洋側の町や、日勝峠を越えて十勝の方に抜けるためにここでちょっと一息入れて、「いざ行かん」と気合を入れなおす場所だ。
ここを目的地にやってきている人はあまり居ないのではないかと思う。

道路を眺めているとずいぶんと大型トラックが走っている。
高速道路が出来ても長距離トラックは普通の道を走り日勝峠を越え道東にゆくらしい。

高速料金も高いからね。
特に北海道は高すぎる。
本州の高速道路を走って料金の安さに驚いた。

名古屋ナンバーのトラックが連なって走っている。
フェリーで苫小牧に上陸したのだろうか。

テーブルの隣は歩道で並木道になっている。
夕方になり陽が陰ってくるとスズメたちが皆、木に集まってきて囀っている。
時々雀の乗って居るらしい小枝が揺れ、木の葉がはらりと落ちる。

日高町は山に囲まれていて、夕日が落ちて山が黒ずんできたら急に寒くなってきて、半袖、半ズボンでは寒くて居られず服を着替える。
スズメたちの囀りも止んだ。

宵闇の中、散歩をしてみたら居酒屋の灯りが見えた。
焼き鳥でもあれば食べようかと思ったら満席のようだった。

昼間は閑散としているが、夕方になると道路の向かいのホテルに宿泊客の車が続々とやってくる。
作業服姿の人達も居て、初め

「こんなに人も居ないのに宿がやっていけるのだろうか?」

等と思ったのだが、全く要らぬ心配だった。

考えてみりゃ昼間っから観光客や労働者が宿に居る筈も無い。

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