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2015年07月11日14:42

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【本】

飲み会は嫌いじゃないけれど、時々すごく悲しく寂しくなる飲み会もあります。
愚痴のレベルは楽しいけれど、悪口から「だから〇〇は結婚できないんだ」という蔑みまで到達すると、他人の話題であれ、諸刃の剣が私を貫きます。
構成員が既婚者と若い人の飲み会は、たいていこういう話題になっていたたまれなくなるので遠慮したいよなああせあせ
私に幸せになって欲しいと願ってくれている人が、幸せイコール結婚と考えているのも、ありがたいやら苦しいやら。
髪を茶色くし、睫毛エクステやマスカラをし、アイシャドウもし、服ももっと女らしく、とご指導いただいたけれど、それ、今の見た目が駄目って事ですよね(苦笑)そうか、駄目か、と、意気消沈。
これでも、マスカラとかアイシャドウしてみようと頑張っているんだけどなあ・・・顔が変わるのが嫌でうっすらしかつけてないから気づいてもらえなかったと思われ・・・努力が全く評価されていない事に驚愕。
もう・・・努力なんかやめてやるよ(やさぐれ)。

今年の女子力アップ目標は、年半ばにして挫折(笑)


職場で、私の薦めた本が流行の兆しを見せております。
『みをつくし料理帖』を読んだ方が、気に入ってくれて他の人にも薦めてくれたらしく。
作中、彼女が好きになったのは、年も近いダンディーなおじさまでした。
感想や好き嫌いは人それぞれだけれど、読む人、年齢によっても、好きになる人はそれぞれ違うのだなあと、当たり前の事に、やたら感心してしまいました。


『三匹のおっさん』『三匹のおっさん ふたたび』 有川 浩

連続テレビドラマにもなった原作本。
ドラマは見ていなかったのですが、面白かったかもなあと、ちょっと残念に思いました。
北大路欣也とか、泉谷しげるとか、配役がイメージ通り。
商店街の人情とか、悪ガキだったおっさん達の定年後の関係とか、時代劇のような展開とか、仲悪そうで仲のいいおじいさんと孫の関係とか、孫の恋物語とか、面白かったです。
マッドサイエンティストのノリさん、見た目チャラチャラしてるけど案外真面目でいい子な祐希君、おっとりしていて、親よりできた息子、康生君が良かったなあぴかぴか(新しい)
諭されても何が悪いかわからない、言葉も気持ちも通じない人種というのはいるもので、そういう人と話す徒労に共感し、どうにもならんよなあと悲しい気持ちになり。
正義というのは人それぞれですからね・・・。
それでも、三匹のおっさん達を正しいと思える側にいたいものだ、と思いました。


『春から夏、やがて冬』 歌野 晶午

一人娘の交通事故死から始まる不幸の連鎖。
それでも生きるとはどういう事か。不幸に立ち向かい、生きる意義とは。
手に入れるという事は、失うリスクも同時に手に入れるという事で。
喪失感はいかばかりか。
考えさせられました。
最後のオチに向かう手段は、ちょっとご都合主義っぽくもあったけれど、ハッピーエンドとはいえない結末のやるせなさは、なかなか好みでした(笑)


『ずっとあなたが好きでした』 歌野 晶午

あんまり面白くないかも?と読み進めていたら、まんまと騙されました。
そういう事かい!!
ネタばれになるので、詳しく感想を言えません。
「マドンナと王子のキューピッド」のオチが、汚くて好きでした(笑)
「匿名で恋をして」の男性の思考が最低で素敵でした(笑)
・・・そういえば、ほぼ、嫌な奴しか出てこないウッシッシ
推理小説って、やっぱりいいですね。


『ビブリア古書堂の事件手帖2』 三上 延

本にまつわる人々の、想いを探るミステリー。
色白美人でグラマラスなオタク店主というキャラ設定は、男子向けかな、と思わなくもないですが。
書籍は淘汰されていき、今は厳選されたものしか手に入らないわけだけれど、もちろん他にも沢山作品はあるわけで。
司馬遼太郎や藤子不二雄の現役時代を感じさせてくれる希少価値本の話とか、とても面白かったです。
考え方なんて変わっていくものでしょうが、その時、その場の気持ちを活字にして、いつまでも売られてしまうというのは、ある意味恐ろしいなあと思ったり。改定されるたびに「後日、作者は自身のこの考えについて否定している」とか注釈入れてくれるといいけれど(笑)
男慣れしていない店主とアルバイト君の恋と互いの距離が、初々しいながらも前進していて、良かったです。
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