都構想否決で維新は存続危機
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橋下徹は、選挙のことを�狎鎰瓩世箸茲�評していた。しかし本当に選挙とは�狎鎰瓩覆里世蹐Δ�。
選挙とは、その選挙立候補者がその地域や国をどのようにしていきたいのか、そのためには、何か必要でそのことを実現するためにはどのようなプロセスを踏まなければならないのかを有権者に説明し、支持を得るというのが本来の姿であり、そこには、�狎鎰瓩箸呂�け離れたイメージがある。
橋下徹は、長年弁護士として裁判法廷の�狆，蘇蕕鵜瓩寮こΔ農犬�てきた。橋下徹は法律家ではなく、裁判法廷を�狎鐓讚瓩箸澆覆掘⊂錣望，弔海函△修里燭瓩砲倭蠎蠅亮紊澆魄�り、貶めることをその�猜杆郤衙´瓩箸靴萄枷祝…遒寮こΔ鮴犬�残ってきたのかもしれない。そこには、裁判によって何が真実であるかを浮き彫りにしようという姿勢ではなく、裁判の勝てば、それが真実なのだという姿勢であったように思われる。
橋下徹は、その手法をそのまま、政治の世界に持ち込んできた。だから選挙に勝って多数を握れば、自分たちの意志が通せる、それが民主主義なのだと思い込んでいた節がある。しかし果たして本来の民主主義とはそのようなものなのだろうか。
�猝閏膽腟舛砲蓮∋�間と手間をかける必要がある�瓩箸いΔ海箸�よく言われる。民主主義とは、決して絶対多数が少数意見を無視して、何でもかんでも多数決によって決めてしまえばいいというものではない。いかにして少数意見を尊重し、その意見を受け入れた上での多数意見を形成していくのか、その調整能力が民主主義の絶対条件なのである。
かつて日本には長らく�犒茲瓩蕕譴覆だ�治�瓩噺世錣譴心�間があった。しかし何故決められない政治があったのか。それは、ただ単に衆参ねじれ現象によるものではなく、民主主義の絶対必要条件である、政治家の�狡汗闇塾廊瓩�欠如していたからではないのだろうか。わたしはそこに日本の政治家たちの�犲租�低下�甅猯�化�瓩鮓�出してしまうのである。
民主主義は、何でもかんでも多数決によって結論を出すことではなく、むしろその多数決に至るまでのプロセスが必要であり、重要なのである。
昨夜の新聞広告で大阪維新の会の「大阪都構想賛成」を呼び掛けるフレームに、「72年前、東京都は、東京府と東京市が一つになり、東京都となったことが、今日の繁栄を築いている。だから大阪も大阪府と大阪市を一つにして、日本の副首都として繁栄していこうではないか」というような主旨の広告が書かれていた。しかしながら東京都が今日経済的に反映しているのは、東京府と東京市が一つになったことだからではない。東京が日本の首都であり、首都ゆえに、経済、政治、文化、その他、さまざまな情報が�犲�然と�畚乎罎靴討�るからであり、また行政機関もすべて不そっているからである。それゆえに、民間企業も本社機能を東京に一極集中させてしまうからなのである。つまり東京が首都であることと、72年前に東京府と東京市とか一つになり、東京都となったことは関係ないのである。さらにいえば、何故東京都が誕生したかと言えば、軍部の命令を一本化する必要があったからであり、二重行政の問題とは何ら関係ないのである。
さらに大阪を日本の�猊�首都�瓩砲垢襪�否かは、国レベルの問題であって、大阪市民の意志によってどうにかできる問題ではないのである。つまり大阪維新の会の広告は、東京都誕生に関する歴史認識の過ち、さらに�犲鹽垉’臭甕勝垢箸い�市民レベルではどうにもすることができないレベルの問題が、まるで「大阪都構想」賛成票を集めるためには、手段は選ばないという、�狒�挙は戦�瓩箸いΧ恐偲阿旅佑�方が透けて見えてくるように思えて仕方なかったのである。
たしかに「大阪都構想」は、これからの超少子高齢化社会である日本における地方自治体の在り方に一石を投じた。今までように�狢腓�いことはいいことだ�疆�な発想ではこれからの日本社会はやっていけないだろう。その意味では「大阪都構想」は議論すべき価値のあるテーマであった。しかしながら橋下徹は、自分と異なる意見をことごとく�狹┿覘瓩靴胴況發血覆瓩觚斉阿鬚径海韻討い辰拭�そこには�猜垢�耳を持つ�瓩箸い�姿勢は欠片も見受けられなかった。それでは、議論にはならない。
安倍晋三は、「戦争法制」をこの夏までに成立させることを、アメリカ議会で公約として宣言して帰ってきてしまった。そして自衛隊の活動範囲は日本の周辺から世界へと拡大することになり、それに伴う�犒鎧�費�瓩�大きく日本の財政にかかってくる。超少子高齢化社会の日本では到底まかなえきれない�犒鎧�費�瓩箸覆辰討い�だろう。まさしく�狎鐐茲剖�い国�瓩鯡椶兇修Δ箸靴唇打椰源阿劉狎�治的・政策的音痴さ�甅狎�治的未熟さ�瓩鯔熟�してしまっている。安全保障という問題は、ただ単に日米同盟の強化だけではなく、いかに�狎鐐茲剖�い国にならない�瓩海箸鮗蕕衄瓦�のかということも必要なのである。かつて中曽根康弘が�犒鎧�費�瓩鰺住擦�1％を超えるか否かで大議論になったことがあるが、あの時、すでに�狎鐐茲剖�い国にはならない�瓩箸い�戦後日本の�犢饑Л瓩鯒砲辰討靴泙Δ海箸砲弔覆�っていたように思われるのである。
橋下徹と安倍晋三とは�狷盈爐稜抬瓩箸い�人が多いが、ともに�猝閏膽腟舛砲�ける数は力である�瓩箸いμ兪曚房茲蠅弔�れ、民主主義は何でもかんでも多数決で数の多い方がその国にとって正しいのだという�犇鬚�さ�瓩砲箸蠅弔�れているということだ。
わたしは、大阪市民として大阪都構想には「反対」に一票を投じた。そして橋下徹が大阪府知事、大阪市長になった8年間を通じて、一体民主主義とは何かということをもう一度、考え直すことができたように思える。繰り返して言うが、民主主義とは、何でもかんでも多数決によって結論を出すことではなく、むしろその多数決に至るまでのプロセスが必要であり、重要なのである。
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