京都二日目。
翌日お仕事ですからね。16時半の新幹線を取ってあります。
そんなわけで、この日も大忙し!
【8】イノダコーヒ本店
http://www.inoda-coffee.co.jp/shop/honten.html
ホテルのモーニングはカットして、てくてく歩いてイノダコーヒ本店へ。
ココは高田渡さん『コーヒーブルース』に出てきた珈琲屋さんです。そう、聖地巡礼再びなのです。
残念ながら昔からあった別館の席は満席。
やむなく手前側の増築部分の席へつきます。
ここのコーヒーは、勝手にミルクとお砂糖が入れられちゃうのよね。
普段ブラック派の私ですが、素直にミルクと砂糖の入ったものをいただきます。
...おいしい。
いいじゃないですか。旅の始まり。
【9】錦市場
http://www.kyoto-nishiki.or.jp/
実は1日目の移動時にもちょっと寄った京都の台所。
ここで、富美屋のバームクーヘンをお土産に購入します。
ブランデーのかほりがします..。
【10】移動
たまたま、移動中に六角堂を見つけて拝観。
素敵な建物でした。寄ってよかった!
あと、本能寺も見かけたので境内散策。信長公墓がありました。
三つ足の蛙ってのがあるのね...見ときゃよかったな。
【11】南禅寺
http://www.nanzen.net/
なんたって水路です。水路。
小高いとこに建ったお寺と、明治時代に作られた水路の景色が絶妙。
つい、ずんずん水路の果てまで歩いてしまい、にっちもさっちもいかなくなってまっすぐ戻ってきたというw(←水路の右側を歩けば抜けられる道があったんですが、つい左側を貫いてしまったもんで)
やっぱり景色が素敵だからでしょうね。
水路に女子を佇ませて写真を撮りまくるカップルがいました。
寺を観なさい、寺を。
方丈では、探幽筆と言われている『水呑みの虎』を。
さすが、祝日のせいか人が多くて、あんまりじっくり見られなかったのが残念です。
てか私、昨日からいったいいくつ屏風と障壁画と襖絵見たかなあ。
【12】金地院
地下鉄の駅から南禅寺への途中にあったお寺さん。
たまたま、特別拝観で長谷川等伯の襖絵が出ていて、時間を合わせて行きました。
猿!テナガザルーーーーー!
縁取りのない墨絵風で、猿のふわふわ感がハンパない。
あああそろそろドウブツ指数不足による禁断症状が出てきたらしい。
モフモフに敏感になっている自分がいます...。
あ、ココには同じく等伯の『老松』もあったんだけど...猿に紛れてよく覚えていない。
【13】琵琶湖疏水記念館
http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000007524.html
道すがら廃線を見つけ、ついつい寄り道してしまったこちら。
ホントは南禅寺の水路から、線路に入れたらしいんですが...
前述のとおり、うっかり水路の左側を歩いてしまったため、右側横道へ逸れることができずw
ああああと言いながらまっすぐ水路の果てまで行ってしまったわたくしでした。
んで、念願の傾斜鉄道・インクラインの線路をてくてく歩かせていただきました。
気分はスタンド・バイ・ミー。
ああ、音源持ってこなかったのが悔やまれる。
未来に残る歌を描いた、BEN E.KINGさんに合掌です。
【14】正伝永源院
http://www.shoden-eigenin.com/
南禅寺からぐーっと移動して、祇園の正伝永源院です。
こちらでのお目当ては、狩野山楽の蓮鷺図襖。
幸い人もまばらで、近くでじっくり堪能できました。いいわあ〜山楽...。
右端から順に、蕾→満開→枯れる蓮の生涯を描いてあるんです。
和室に座ると、ぐるりと蓮の生涯を感じられるという趣向。(あ、鷺も小鳥から親鳥まで描いてある。)
なぜか、枯れた部分の襖が外してあり、代わりに細川護煕元首相の襖絵に代わっていたのが少々残念。
イヤ細川氏の襖がダメってんじゃないのよ、ただ、なぜ山楽と並べてしまったのか...。
織田有楽斎の終の棲家となったこのお寺にはお墓もあります。
戦国時代、織田信長の血筋にも関わらず、戦いよりも趣味を貫いた
信念ある自由人にお参りできてよかった。
【15】建仁寺
http://www.kenninji.jp/
正伝永源院の近くにあるでっかい寺、てことで行ってまいりました。
ここはねえ。
とっても観光客にやさしいお寺でした。
一年前に、東京国立博物館に来ていた特別展「栄西と建仁寺」を見ていたので
モノ自体は、二回目なんですよね、見るの。
とはいえ、あるべきところに収まった襖や屏風はまた違うのです。
海北友松はやっぱり格好いいねえ...。雲龍図の迫力ったら無いね。
ただ、常設の絵はすべて高精細デジタルの複製で...
いいんだけど、「ご自由に!どんどん写真に撮ってください!」と宣伝されるとちょっと興ざめw
あと、法堂の天井画も意外とよかった...。
2002年に描かれたものだそうで、なんとなくあまり期待してなかったんですが、
高くて広い天井いっぱいの龍はそれはそれで迫ってくるようで良かったです。
この天井画も、800年後まで人々を楽しませてくれるといいなあ。
【16】いず重
http://izujugion.wix.com/izuju
おなかがすいた!おなかがすいた!
ということで、老舗のお寿司屋さん、いず重へ。
ランチタイムを大きく外していたので、すんなりと店内へ入れました。
んで、そこでお稲荷さんと鯖寿司のセットを注文。
あああうまーい!
鯖寿司ももちろんうまいけど、ナニコレこのおいなりさん!
どこをどうやったらこんなにおいしく作れるの?
お腹ぺこぺこだったせいもあるのかな、と思ってつい持ち帰り用のお稲荷さんも購入。
夜ごはんに、自宅でいただきましたがやっぱりうまい...。
すげー。
二日目後半になると、だんだん疲れが見えてくるよね。
写真が少なくなっているのがわかりますw
ともあれ、さんざ駆け回った二日間。
同僚の皆様に勧められた寺社はすべてまわり切り、
自分が行きたかった渡さんの聖地巡礼とご飯処もクリアしました。
帰りの新幹線は満足しきってぐっすりですよ。
で。
東京についてから、気づくのです。
は、ハガキ...出すの忘れた...
部屋に帰ってから、過去の感傷的な自分を突きつけられるというこの辱め。
なにそれ。
何この旅の収まり方。
残念極まりないとはこのことでした。どうしよ葉書...。
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