3/11〜3/20の短歌

この10日間は震災から4年という事もあって、ちょっと落ち着いたものが多かったかなと思います。

3月11日
「そういえばあの日もこんな雪でした寒い日でした　忘れたくない」

4年前も今年も、雪が降る寒い3月11日となりました。きっとあの日を忘れないように、転機も雪を降らせたのかなと思いました。被災地からの中継など、この日は震災の事を忘れないようにという特集番組ばかりでしたが、翌日からは普通の番組ばかり。なにか引っかかるものを感じます。

3月12日
「停電の日に口ずさむサンバルカン　みんな負けずに朝を待ってた」

震災後、停電が続く中、特撮ソングを歌って乗り越えたという話は何度も書いていますが、人間は土壇場のときどうするかで決まりますよね。私の場合、土壇場で踏ん張れるものとして特撮があって本当に良かったなと思います。ヒーロー達の事を思えばなんでも乗り越えられますものね。特撮を馬鹿にする人は数多いですが、とても気の毒だなと思ってしまいます。

3月13日
「幾重にも喜怒哀楽を膨らませ　かけがえのない日常となる」

この歌、とっても好きなんですよね。自画自賛ですみません(^_^。でもほんと、よく出来てるなって思います。喜怒哀楽って積み重ねるんじゃなくて、どんどん膨らんでいくイメージなんですよね。例えると、バームクーヘンを作る時みたいな感じで。そうやってどんどん大きくなっていく事が、日常なのかなと思います。

3月14日
「鍋の中 おでんの主役競ってる 大根玉子 大穴 がんも」

一転して幼い歌ですね(^_^。小学校の国語の宿題で作ってきたなら褒められるレベルですね。それ以上ではありません(^_^。

3月15日
「ホワイトデー終わって今日はグリーンデー　笑顔あふれる二十歳になぁれ」

杏果の誕生日に詠んだ歌ですね。フォーク村以降、実は杏果に対する気持ちが若干離れ気味なんですよね。あの時の気持ちは分かるし、すべてを背負わせるにも若すぎるのも分かるんですが、それでも残念な気持ちがあったんですよね。でもそんな、正直すぎる杏果だからこそ、笑顔でいて欲しいって心から思うので、その気持ちを表しました。

3月16日
「言葉とか肌の色とか関係ない　どう考えてどう動くか？だ」

GOUNNツアーの「生まれを問うな　行いを問え」とかゴーオンジャーのOPなどでもいわれている通り、どこで生まれたとか本当にどうでも良くて、その人がどう考えてどう動いたかが大切なんですよね。その行動を見ずに生まれたところの偏見だけで決めつける人が多すぎるのがとても残念でなりません。

3月17日
「仕事などサボって外で昼寝希望　5月の連休並みの気温は」

この日はとっても良い陽気で、なんでパソコンに向かってるんだろうと心底思ってました(^_^。サボりたいって歌はよく作りますよね(^_^。仕事をしていて、ふと逃げ出したくなる事多数です(^_^。

3月18日
「カズ選手　葛西選手に　旭天鵬　追いつけなくても　気持ちはレジェンド」

ネタが無いとき恒例、名前をただ羅列して無理やり短歌みたいにする術(^_^。忍タリティが足りないですね(^_^。レジェンドと呼ばれる人達のように、せめて気持ちだけでも若くいたいね、という歌です。

3月19日
「分からない事を分からないままにする　だからず〜っと分からないんだ」

姪に口酸っぱく言うんですよね。今は昔と違って、調べる事が容易になったのに、調べないで分からないままにしちゃうんですよね。「まぁいいや」みたいに。なんかもったいないな〜って思います。くだらない事でもなんでも、分からない事が分かるようになるって楽しいと思うんですけれどね〜。

3月20日
「仕事って雑にやるから雑用だ　魂込めればどれも充実」

私の今の肩書きは「相談員」なのですが、いつでもひっきりなしに相談がある訳ではないんですよね。日に数回あれば良い方です。まぁ警察が暇な方が良いのと一緒で、悩んでいる人がいないのであれば相談員なんて暇な方が良いに決まってるんですよね(^_^。もちろん他の業務もなんだかんだあります。

正直、下準備といいますか、細かい地味な仕事がほとんどです。相談員に限らずにみんなそうだと思うんですけれど、いわゆる雑用が多いんですよね。でもきっと、この「雑用」って言われている地味で面白くない仕事が、実は何よりも大事なんですよね。ならば雑用って言葉自体がとても失礼だなとも思います。

いつでも全力はさすがに難しいですが、気持ちだけは込めて働いていきたいです。