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2015年03月28日11:06

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ユニークなモーツァルト・・読響定期(3月27日)

http://yomikyo.or.jp/2013/12/546.php

この演奏会、2011年3月14日に予定されていたのが、東日本大震災で、当日の朝キャンセルになり、今回4年越しで実現したもの、と。指揮者・楽団の皆様は感慨をもって臨まれたのではないでしょうか。

さて、とてもユニークなモーツァルトでしたねわーい(嬉しい顔)。句読点がはっきりと、ピリオド奏法に似て余韻は残さずアクセントが強い節回しですダッシュ(走り出す様)。指揮者コルステンはアーノンクールの指揮の下でコンサート・マスター(ヨーロッパ室内管弦楽団)を務めていたらしいですから、彼の影響かも。でも、受け売りでなく自分の確固たる信念があり徹底しているから小賢しく聴こえません。強弱の微妙かつ強烈なアクセントも耳を惹きます。フレーズ・フレーズの主張が強く、意気盛ん意欲的なモーツァルトを見るみたい。品格(?)があり典雅なモーツァルトを期待の向きには、多分受け入れられないでしょうが、私は、とても興味深く聴きました。第二楽章はゆっくりと緻密に、終楽章は彼の解釈が活き躍動感に満ちたもの。こういう「ジュピター」なら弛緩しません。

私は拍手・拍手!こういう新鮮な体験をするのもコンサート通いの楽しみの一つ。

後半はR・シュトラウス「英雄の生涯」。私は前半が目当てですから、後半はBGM的にノンビリ(すみませんあせあせ(飛び散る汗))と、音楽が流れるままに聴かせていただきました。私は、彼の交響詩を聴くと、いつでもオペラが心に浮かび、分厚い優美な旋律には、どうしても女声を自分の頭の中で重ねて聴いてしまいます(苦笑)。R・シュトラウスを聴くなら、やはりオペラ(「最後の4つの歌」は別格だけどねウインク)だよなあ。なお、最後の幕切れ、今回の演奏、高揚する金管のファンファーレで終わる改訂版ですが、私は、初稿の、切々としたヴァイオリン・ソロで終わる方が好みかも。でも、最近は、改訂版での演奏が多いみたいですね(^^;)。

4月の読響は、カンブルラン指揮のブルックナー(第7番)!彼らしい透明度が高くニュアンス豊かな音楽が聴けるのでは、と期待です。

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