http://ja.wikipedia.org/wiki/カリウム40
人体での内部被曝線量
カリウムは、岩石に大量に含まれるほか、動植物にとって必要不可欠な元素である。食品中にもカリウムが多く含まれ、白米1kg中の放射能は33Bq、乾燥昆布は1600Bq/kg、納豆は200Bq/kg、豚ひれ肉は120Bq/kg、牛乳は45Bq/kgほどになる。外洋の海水中には1リットルあたり12.1Bqが含まれる。カリウムは水に溶けやすくナトリウムと似た性質を持ち、経口摂取するとすみやかに全身に広がる。生物学的半減期は30日とされる。人体が持つ放射能は、体重60kgの成人男子で約4000ベクレルであり、これによる年間の内部被曝線量は、0.17ミリシーベルト(mSv)となる。飲食で人体中に取り込まれるカリウム40の放射能は1日あたり約50ベクレルであるが、通常の生活においては体内の蓄積量が平衡量まで達しているので、人体中の余分のカリウムが排出されるのに伴って同等の量が排出される[5][6]。
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